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【第8日目】地球半周の子連れ旅行<カイロトランジットツアー(JNB→CAI→AMM→死海)>
【前回のあらまし】
早朝、クルーガー国立公園を出発。
夕方、約500km先のヨハネスブルグに戻ってきました。
アパルトヘイト博物館を見学し、無事空港に戻るもクレジットカードを紛失していたことが判明。(この旅で2枚目です。)
悪名高いヨハネスブルグでの無事に安堵し、エジプト航空に搭乗するも機内のカオスっぷりにあんぐり。
カルチャーショックを受けながら、カイロに向かいます。
【第8日目の予定】
07:00 カイロに到着
午前 トランジット観光(ピラミッド見学)
午後 空港内でグダグダと(もしくはラウンジでまったり)過ごす
17:55 CAI -19:10 AMM MS701
空港→(レンタカー)→死海
21:00ごろホテル到着予定
「エジプト航空は機内食もエンタメも期待薄。寝るに限る。」
と決め込んでいたので、離陸早々、睡眠モードに入りました。
その甲斐もあって、朝食が配られる直前まで寝ていました。
で、朝食。
これまで色々な航空会社の機内食を食べてきたつもりですが、、、
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パン・パン・パン は初めてです。
そんなこんなで7:00、カイロ空港に到着。
着陸時、、、
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また、酸素(?)ボンベの収納ラックが飛び出しました。
ラックを丁重に戻して降機w
さて、カイロでの滞在時間は賞味10時間程度。
ただ空港で時間をつぶすのももったいないので、ピラミッドだけをサクッと観光する予定です。
ただ、事前に得ていた情報はツアーの予約時にもらった"please check directly with our office that is located in arrival hall(transit area)"というメールの一文のみ。
拙筆【旅程計画編】でも記しましたが、ツアーを予約した旅行会社「カルナック」についてレビュー等々を探しましたが、google検索もyoutubeも一切見つからず、英語で検索しても見つかりませんでした。
今日の流れは全く分かっていません。
おそらく、以下のような流れかなー、と想像していました。
エジプト航空のトランジットツアーのカウンターに向かう。
代金を支払う。
パスポートを預ける。
専用の出口からターミナルに出る。
専用バスに乗って観光。
空港に戻ってきたら、専用カウンターでパスポートを返してもらう。
専用通路で制限エリアに戻ってくる。
ターミナルをしばらく進み、"← Transit"の指示に従って左折。
またしばらく進み、動く歩道に乗ると、右手に多くの欧米人が列をなしているカウンターらしき場所がありました。
「ここか?」
見渡すとスタッフらしき男性が私の名前を持って立っていました。
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「この列に並ぶように」と言われ、列に並ぶも一向に列は進まず。
すると、先ほどの男性スタッフがターミナルの奥にある別のカウンターに私たちを連れて行きました。
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もしかすると以前はここがメインカウンターだったのかも。
両替所のようなこのカウンターで手続きをしました。
吉報その1
「ツアー後のホテルはいらないのか?」
???
観光が終わった後は、空港に送迎されると思い込んでいたのですが、トランジットホテルも使っていい、とのこと。
「お金かかるんでしょ?」
「無料だよ」
昼食もそこで食べればいい、とのことでトランジットホテルも付けてくれました。
申込用紙らしきものに家族の名前・パスポート番号・国籍・出生年を記入してツアー代金220米ドル(55米ドル×4人分)を支払います。
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「では、私について来てください。」
というセリフを待っていたところ、この用紙を返され、
「到着ロビーで待ってるから!」
と言い残して行ってしまいました。
トランジットなので、入国手続きはないだろうと思い込んでいましたが、この用紙は入国ビザに相当するモノだったようです。
「入国手続きをしてください。ファストトラックが使えますよ。」と別のスタッフに促され、入国審査へ。パスポートにスタンプも押されました。
到着ロビーで待つこと10数分。
「落ち合う場所、間違えた?」と不安に思っていた頃、先ほどのスタッフが「探したよぉー」みたいに感じのことを言われて合流。どこで待ってると言っていたんだろう?
ターミナル3のarrivalを出て左手に。
ちなみにUberのピックアップ場所は正面降りたところの駐車場になります。
ドライバー氏と合流して、出発。
車を走らせること約40分。ナイル川に架かる橋で車が止まりました。
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家族写真をパチリ。
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ツアーのテッパンなんでしょうね。
さらに市街地へ。
ダウンタウンに入ったところで、とある商店に停車。
「パン買ってくるからちょっと待ってて。」
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インドでもそうでしたが、ドライバーのマイペースっぷりあるある。
3分ほど待って再び出発。
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再出発して5分程度で再び停車。今度は男性が乗り込んできました。
ドライバー氏がガイドを兼ねるのかと思っていましたが、どうやらこの人がガイドさんです。
吉報その2
で、このガイドさん、日本語ペラペラでした。
案内では「英語ガイド」とだけ書いてあったので、ピラミッドを淡々と観光して空港に戻るつもりだったのですが、嬉しい誤算でした。
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色々助けてくれたし、彼の宣伝にもなるのでシェアします。
10:00ごろ、ようやくピラミッドに到着。入場料はもちろん込みです。
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ただ、クフ王のピラミッド内部の入場は別料金。
「せっかく来たのだから」と入ることにしました。
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計8,302円でした。(2024/8/15当時)
入場ゲートでトラブルがありました。
持ち物検査係のおばちゃんが「一眼レフは持ち込み禁止。ここで預かる。」と言うのです。
そんなことどこにも書いてないし、なによりガイドのワちゃんが事前にアドバイスしてくれるはずです。
先に入って行ったワちゃんを呼び戻し、事情を説明。
ワちゃんと検査係のおばちゃんと何やら話した後、ワちゃんがおばちゃんに紙幣を握らせました。
すると、何事もなかったように検査を通過しました。
「ワイロ渡したから問題ないよ。写真撮り放題!」
とワちゃん。
空港にいる白タクのオヤジならまだしも、検査係のおばちゃんまでこんなことを言ってくる。
で、カネを握らせたら、すんなり解決する。
この国、何なん?!
とマジで思いました。
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それにしてもデカい。
1個1個の巨石をどうやって切りだしたか?どうやって運んだか?どうやって積み上げたか?
ワちゃんに色々な学説・珍説を教えてもらいましたが、、、ごめんなさい、とにかく「すげーー」が先行して、ほぼ覚えていません。
ピラミッドに登って内部へ。
内部には一眼レフ持ち込み禁止なので、ワちゃんに預けました。
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中はひたすら階段を上ります。中にはかがんで通らないと通れない箇所も。
降りてくる人もいるので、お互い譲り合いながら進んでいきます。
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着いた先はただ広い空間。そこには石棺がただ一つ。
そして空気清浄機が数台w
感動・・・というにはちょっと違う空間でした。
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体感的には、気温30℃・湿度ほぼ100%。
かび臭いサウナにいるようです。
一通り写真を撮って撤収。もと来た階段を戻ります。
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外に出たら、車に乗って移動。
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3つのピラミッドが見渡せる高台に行きました。
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最後にスフィンクス。
近くまでは見に行けず、道路から見るだけでした。
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ピラミッドを後にして、パピルスの博物館へ。
つまり、お土産屋巡りです。
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紙の作り方を一通り見せてもらった後、画廊のようなスペースに連れて行かれて絵画の売り込みが始まります。
丁重にお断りして、施設を後に。
ワちゃんとはここでお別れ。
ちなみに、彼は流暢な日本語を話すのに、日本に来たことがないとのこと。
「日本に来たら、使ってね。」とチップとともに北里柴三郎の新紙幣を渡しておきました。
ワちゃんと分かれた後は、ホテルへ。・・・と思ったら、また土産屋の前で停車。
ドライバー氏の連れて行きたい店らしいのですが、「早くシャワーが浴びたい。」を連呼して拒否。
約40分後、ホテル到着。ワちゃんの半分のチップを渡すと、ワちゃんに渡していたところを見ていたのか「足らない!」と言い出す始末。
面倒くさいので同額渡しておきました。
アサインされたトランジットホテルは、ノボテルカイロエアポート。
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チェックインしようとすると「まだ部屋ができていない」というので
ロビーで待機。
30分ほど経っても反応がないので「まだ?」と聞くと、「sorry…」。
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ならば、とランチのバウチャーを先にもらって昼食。
ビュッフェ形式で何も不満はなかったですが、ドリンクは水のみ、というのが驚きでした。
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なかなかいい笑顔をしてやがるw
14:00過ぎ、ようやくチェックイン。
空港送迎のシャトルバスが1時間おき、というので部屋での滞在時間は賞味1時間ちょっと。
まあ、棚ボタで得たランチとシャワーなので、文句はありません。
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15:30
ホテルを出発。10分程度でターミナル3に到着しました。
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チェックインカウンターに向かう前に手荷物検査を受けました。
・・・で、検査官にチップを要求されましたw
この国、何なん?!(2回目)
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すでにアンマンまでの搭乗券も発券しているので、そのまま出国手続きへ。
特に何も聞かれることなく出国できました。
出発ロビーで待つこと1時間。
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ようやくボーディング。
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機種は737-800。
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機内はほぼ満席。
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搭乗時間は1時間半ほど。羽田~千歳間とほぼ同じですが、ちゃんと機内食が出ました。
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19:20定時にアンマン到着。
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入国もスムーズに進み、荷物のピックアップに。
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悲報その1
スーツケースのホイールがなくなっていました。
破損証明書(Damage Report)をもらいにカスタマーセンターへ。
作成だけで30分ほどかかりました。
幸い(?)、エジプト航空は日本支店があるので、帰国後に補償を求めることにしました。
悲報その2
もう1個のスーツケースが出てきません。
「ロスバケか・・・」
ターンテーブルの近くにいた係員にロストバゲージの申告場所を尋ねると、先ほどのカスタマーセンターの隣とのこと。
その「カスタマーセンターの隣」に行ってみると、窓口の奥のほうに私たちのスーツケースが。
窓口の上部にあったディスプレイには「こちらに表示されている荷物の持ち主はお申し出ください。」的なことが書かれていました。
どうやら"Under Investigation"というステータスになっていたようです。
手荷物の引換券を提示すると、「荷物を開けろ」との指示。
念入りに調べられたのは、一眼レフの望遠レンズとサファリの時に使った双眼鏡。
特に双眼鏡はかなり念入りに調べられました。
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何とか無罪放免でようやく到着ロビーへ。荷物のピックアップから1時間が経っていました。
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1時間遅れでレンタカー屋さんへ。
"PAYLESS"というローカルのレンタカー屋さんで日産サニーを借りました。
ヨハネスブルグ同様、大手ではないので安い分、必要最低限の装備です。
到着ロビーのカウンターで手続きを済ませると、係員が「ついて来て。」
到着ロビーの外に出るとそこにはレンタカーが停まっていました。
ちなみに返却もココ。ターミナルの真ん前に停めて返却完了でした。
アンマンのレンタカー、めっちゃ楽です!
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空港の標高は730m、ホテルの標高は約-400m。標高差1000m以上。
「ホテルまで64km58分」とは書いてあるものの、時速70kmぐらいでものすごい下り坂を延々降りる道のりでした。
夜の中東、右側通行。アドレナリン出っぱなしでホテルを目指しました。
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23:00
やっと着きました。デッド シー マリオット リゾート&スパ。
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チェックインを済ませ、部屋へ。
ようやく落ち着けるーー、と思ったところ、息子が
「なんで風船が落ちてんの?」
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よく見渡すと明らかに掃除がされていない箇所が。
写真を撮って、フロントに戻りルームチェンジを要求したところ、バスタブが付いたワンランク上の部屋を用意してくれました。
時計は0時を指していました。もうへとへと。
子どもたちはよくついて来てくれたと思います。
みんなでどん兵衛とチキンラーメンとサトウのごはんを食べて、すぐ寝ました。
明日は、1日死海リゾートを満喫する予定です。
(続く)