民泊の事業計画書を作る「古民家移住#11」
僕らが今住んでいる石応の古民家シェアハウスの一室を民泊として貸し出す。
それにあたり、廃校モールのプロジェクトの代表から、
「民泊を活用した事業計画書の作成」という宿題をもらいました。
目的は、
事業計画書を作成する過程でもがき苦しみながら、本事業への解像度を高めること。
代表がすでに作っている事業計画書と見比べて、自分に足りないものを知り、学んでいくこと。
元経理なので財務会計はある程度わかっているので、管理会計についても学んでいくこと。
そして先日、僕の作った事業計画書をチェックしていただいたのですが、結果は散々、、、
「こんなのはAIに頼めば5秒で作ってくれる。宇和島にいる君だからこそわかること、ChatGPTを超えるオリジナリティを君に求めている。」というような指摘でした。
そこで、今回の失敗で学んだ価値ある教えを備忘録も兼ねて3つご紹介します。
①willが大事
will=意思、つまり自分が本当にやりたいと思っていることは何か。
自分が何がやりたいのかを突き詰めることが大事。
この事業計画は、今ある情報をただまとめただけで、willが感じられない。
まだ自分ごととして考えられていない。
では、なぜ今ある情報を整理するだけではダメなのでしょうか?
②整理型(収束型)の思考をやめる
先ほど書いたように、今ある情報をまとめることに重きを置き過ぎてしまっていた自分
収束型思考とも言いますが、学校の勉強など明確な1つの答えがある場合に有効な思考法。日本人は比較的得意だと思います。
SNSなどを見ていると、答えが1つでない問題に対してもこの思考を無理やり当てはめて1つの正解を必死に作ろうとしている人や、1つの正解があるんだと信じて疑わない人が多いと感じます。
しかし、この世界のほとんどの課題は答えが1つではなく、その時その時で自分なりに答えを生み出していく必要があります。
もちろん世の中の事例をまとめ、参考にしていくことは大事。
しかし、それをただ真似するだけでは、イノベーションは起こらない。
これから新しい事業に関わっていく上で、自分で考え答えを作り出していくことの重要性を理解しているつもりだった自分。
しかし気づけば、ただ情報を整理してそれっぽいものを作っただけで満足してしまっていました。
収束型思考が全てにおいて悪というわけではありませんが、学校教育などで身についた収束型思考が自分の中に強く根を張っていることに改めて気付かされました。
では、収束型思考をやめ、新たな価値を生み出していくためには何が必要なのでしょうか?
1つの解決策が、「意味のデザイン」です。
③意味のデザイン
意味のデザインとは、既存のモノやサービスに新しい意味を作り、意味を革新していくこと。
よく言われる事例として、キャンドルがあげられます。もともとは暗がりを照らすためだけのものでしたが、新たに「暗がりを楽しむもの」という意味を作ったことで、キャンドルの価値はより高まりました。
今もすでに存在しているモノやサービスに対して、今はまだない新しい意味を作る。
それは、1つ目に話したwillから着想していきます。
つまり、まずは土台として自分の中で強いwillを作っていくことが重要なのです。
今まで経営に深く関わったことはなく、毎日分からないことだらけですがその分学ぶことも多い日々。
このプロジェクトの成功は地元の宇和島を盛り上げることに繋がるだけでなく、自身の成長にも繋がっていくので、楽しみながら一歩一歩進んでいきたいと思っています。
willについては毎日考えるようにしており、少しずつ形になってきたので、それはまた次の記事でお伝えしたいと思います。
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