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レビュー#26 モガディシュ 脱出までの14日間

1990年、ソウル五輪で大成功を収め勢いづく韓国政府は国連への加盟を目指し、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励んでいた。ソマリアの首都モガディシュで韓国大使を務めるハン(キム・ユンソク)は、現地政府の上層部に何とか取り入ろうとしている。一方、韓国より20年も早くアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮のリム大使(ホ・ジュノ)も国連加盟のために奔走し、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。そんな中、ソマリアの現政権に不満を持つ反乱軍による内戦が激化。暴徒に大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、絶対に相容れない韓国大使館に助けを求める決意をする。
2時間1分 韓国 2022年

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1990年のソマリア内戦時の話。
昔は野蛮だったんだなぁと思ったら、ソウルオリンピック直後のことでつい最近のことじゃん。今もISIS、ロシア、ハマスで現在進行形で動いていることなので目を背けてはいけないと思いました。

北の大使館と南の大使館が手を組み、他国に協力を求めながらソマリアを脱出する様を描きますが、当然「大韓民国イズナンバーワン」というプロパガンダものになっています。

そんな情勢だったとはいえ、どの立場の人も正義のつもりで闘っていたんだろうな。あと、チビッコギャングの存在に心を痛めました。「いらない本ない?」ってそういう使い方するのか。

北の大使官は子供を一人平壌に残す決まりがあるそうで、そのために全員帰郷を選んだと思いますが本当に帰って未来があったんだろうか。
たいてい、実話を元にしてした映画はそこにも触れるんですが、あえてかその辺ははしょられています。
それがこの映画の一番の闇かも。

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