弱虫小僧
甘えは赦されないんだ。
ずっと、ずっと昔の幼き時代から
そんなのは、認められない
全身が、赦すはずもなく歩いてきた。
だが、こうやって文字に表すこと自体、
甘えてるのかもしれない、「駄目だな」
最近は、映像が蘇ることが、多くなった。
しかし、靄がかかっているように
はっきりではない、震える、どうすれば、
おいて行かないでくれよ。
連れて行ってくれよ。
何故、居なくなるんだよ、何故…..?
何故、無視するんだよ。
無視と気づいてないんだろうが、大人の事情?
今、大人も大人の弱虫が書いている。
あっそうさ、弱虫が書いているよ。
あの、こたつに隠れた弱虫小僧だよ。
あの時、泣かないと決めた…..心は苦しい
こたつに丸まって、俯く度堪える毎日
大丈夫で元気な小僧は、本当は隅っこだった。
兄弟が、唯一の時間だった俺は、
壊れていく激しい音が、耳に鳴り暴れた。
もう、それよりずっと前に、幼きも離れた。
何故、何故 みんな居なくなるんだよ。
俺だって、生まれてきたんだよ!
ちゃんと、見てくれよ、見えてないの?
ここだよ、相手してくれよ、話してくれよ。
俺が、いつも笑ってるからなのか…..?
いいの いいの コイツはって感じの毎日。
良い子じゃないんだよ。ただの弱虫小僧だよ。
俺も、居なくなったほうが、いいんだろ
こんなこと、思うこと自体甘えてるよな、
わかっているんだよ、それもものすごくな
荒れまくって、泣かして、壊して、困らせた。
吸いまくり、拳は赤く傷つき、禁止され、
それがどうしたっつうの、どうでもいいんだよ
その度、心は叫んでいた気がするのは確かさ。
愛を求めて、手を伸ばし、抱きしめて、
騙されて、殴られて、蹴られて、空眺めた。
俺は、もう終わった… だけど夢を背負って、
夢に逃げて、夢に期待して、夢に潰されて
ネオンの世界叩いて、人間の本質が見え隠れ
夜の欲望にまみれ、拳と知恵とで闘う毎日
でも、人並みの幸せ求め、汗流し守ると決め、
愛に囲まれた気がしたんだ…..そう思ったよ。
だけど、違ってたんだ、俺は知ることになり。
それから孤独は、昔と違うかたちで、はりつく
俺も歳を重ねる度、道の終わりを感じるんだ。
ふと、個人に戻ると、情けなく流したくなる。
愛が知りたくて、欲しくて、甘えたくて、
叫びたくて、どうしようもない馬鹿なんだ。
だけど今、弱虫小僧は、大切な心を抱き
残りの時間、独り歩いて行く。
甘えかた知らず、甘えは赦さず。
~次あるなら穏やかな愛感じ生まれたい~
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