鉛のオルゴール|詩
沢山積まれた箱達の前
難解に入り組んだ迷路みたい
「何個あるか数えなさい」
周りの者は素早く計算
正解者だけが潜る門を
当然の様に抜けて行く
私だけが最後まで取り残される
「こんな簡単な物も出来ないのか」
溜息と呆れた顔は見ずとも分かる
私も理解したい正解が欲しい
けれど導き出せない
理解を出来ない
「バカ」
そう 知ってる 何度も頭を叩かれて来たから
知ってるの
だから責めないで
お願いします
先生、ディスカリキュアって知ってますか?
また鉛のオルゴールが少し波に傾いた
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