「世界を変える」と「楽しいからやっている」の両方を持とう
こんにちは、かず(@kazu_1247)です。
今日は、『NEW ELITE』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著)のアウトプットです。
これは一部なので、また別記事でも書いていきます。
これからの時代をリードする人たちは「世界を変える」「楽しいからやっている」というモチベーションを持っている。
日本人にとってエリートとは、「有名大学を卒業し、一部上場の大手企業に就職し、順調に出世コースに乗っている人」と言うイメージがあるようです。でも大手企業に就職しても、入社五年目くらいにコアメンバーに選ばれるかどうかで、エリート/ノンエリートの選別がなされてしまう。これが現実です。「お金」という資本を使ってビジネスをする資本家と、労働によって「お金」と言う対価を得る労働者。この両者によって成立するのが資本主義です。資本主義社会では、大きな資本を持つ資本家が力を持ち、より多くのサラリーを得る労働者がエリートとされます。大企業の経営者や大企業に勤務するサラリーマンが成功者になるわけです。けれども、もはやお金は人々が価値をやり取りする手段の1つに過ぎません。お金を持っていなくても、SNSで多くの人がつながれば、そのつながりをもとにビジネスを起こすことも可能です。現に、大資本から外れたところで、魅力的なビジネスがたくさん生まれています。つまり、すでに資本主義社会は終焉を迎え、ポスト資本主義社会が到来しつつあると言うこと。これからの時代をリードする人は、ポスト資本主義の世界の仕組みを作る人たちです。
じゃあ、どうやってポスト資本主義社会を作る人たちになるのか?ってところですよね。
ピョートルさんはそういった人たちに共通することがあると言います。
彼らは、新しい価値をどんどん創造しています。みんな0から1を生み出すという意味では同じ立ち位置で仕事をしています。彼らは世界を自発的に変えようとしています。世界を変えるための方法は様々ですが、「面白いからやっている」「やりたいから勝手にやっているだけ」「自分がやらなければならない」と言うスタンスは共通しています。今世界に影響与え世界を変えようとしているGoogleやFacebookなどの企業を見ると、「世界を変える」と言う大義名分と「楽しいからやっている」というモチベーションが両立しています。
「世界を変える」「楽しいからやっている」というモチベーションが共通してあるようです。
僕も、これはとても大事だと思います。
特に「楽しいからやっている」は生産性にも影響してくるし、ワークアズライフの働き方として必要だと思います。
「世界を変える」というのは、たしかに大事だと思いますが、最初はそこまで大きな規模で考えなくても良いとも思います。
個人的には、「自分と自分の好きな人たちが笑顔で暮らす」くらいの小さなところから始まってもよいと思います。僕にとって、好きな人の笑顔を見るだけでめちゃくちゃ幸せですし、その類の部分が満たされていると仕事が進む感じがしています。僕は、世界をこう変えたいという想いはあるのですが、まだ抽象的すぎるし、じゃあどうやって変えるの?って段階にはありません。そこを具体的にしていきたいし、常に考えていきたいです。
そして、ピョートルさんの会社では、接するビジネスパーソンを5つに分類しているようです。
僕の会社では、接しているビジネスパーソンを5つの層に分類しています。
①変革層(社会に魔法をかけ、変革を起こす影響力を実際に持っている)
②実践層(「こうしたら変わるかな」「やっぱりこうしよう」という実験と工夫を繰り返し実践している)
③変えたい層(「変えなきゃ」「どうしたら変えられるのかな?」と思いつつも実行力と勇気が足りない)
④気づいた層(「このままじゃダメだ」「でもGoogleみたいにはなれない」などと、課題を自覚しつつも、半ば諦めていて行動力も低い)
⑤ゆでカエル層(現状で満足していて、変化の必要性に気がついていない)
僕は、変えたい世界がぼんやりとあるのですが、それが具体的、強烈にイメージできていません。そして、実行力も圧倒的に足りません。それを実現できるようなスキルをつけたり、経験をしていきます。
その上で、ピョートルさんは、「変化」についてもこのように述べいます。
変化は突然やってくる。次の可能性に備えておこう。僕が言いたいのは、自分が今当たり前だと思っている世界は、全然当たり前ではないと言うことです。家族が離れ離れになってしまうかもしれないし、会社がずっと安泰とは限らないし、国や地域社会が崩壊してしまうことだってあるのです。変化は突然やってきます。僕たちはそうした変化を止めることも、避けることもできません。だからこそ変化を受け入れ、変化を乗りこなし、変化を楽しむ必要があるのです。変わること。変わり続けること。そのためには、常に次の可能性に備えておくことです。変わる前提で動いている人は、何か想定外のことが起こった時も柔軟に対応できます。変化することにはリスクが伴います。でも、変わらないこともリスクなのです。今の環境が永遠に続くというのは幻想でしかありません。だからこそ、皆さん自身が変わる準備をしておく必要があるのです。
これは、本当にそう思います。
歴史を振り返ると、さまざまなことが起きています。その、どの時代においても、「なんだか、最近は変わってきたね」と言う人たちと、「ようやく、変わってきたね」と言う人たちがいると思います。後者は、自分たちが世界を変えていると自負している人たちです。だから、変化に柔軟に対応するという概念ではなく、自らが世界に変化をもたらしているのです。
ただ、現代は急速なテクノロジーの発展によって、その変化のスピードがとてつもなく早くなっていると思います。だから、数年後に世界がどうなっているのかを分かっている人はいないと思います。
さらに、ピョートルさんはこう言います。
社会を見渡せば、既存のコースはどんどん色あせています。IT業界を見ると、DEC、コンパックなど、かつて成功した企業が姿を消しています。まさに栄枯盛衰です。一方で、現在成功して企業を見ると業界内で戦っている企業ではなく、「新しく業界を作ろうとしている企業」であることに気づきます。Google 、Facebook 、Uberといった企業です。最も成長してる企業は、新しい業界を作り、競争がない市場でナンバーワンになっています。
ブルーオーシャンですね。
ここで、伝説の起業家・投資家であるピーター・ティールさんも、「競争をすればするほど、得るものは小さくなっていき、重要度も下がる」と言ってたのを思い出しました。
これは、企業や業界だけの話ではなく、個人のキャリアにおいても大切だとピョートルさんは述べています。
これをキャリアに置き換えて考えてみましょう。会社内での出世競争に価値があるのは、たまたま会社が安定して存続しているから。そうやって培ったキャリアは、業界や会社がなくなれば、たちまち効力を失います。一方、自分にしかできない仕事を作り出し、新規事業や社内企業など成功している人たちは、会社と言う枠組みを超えて活躍できる人材です。
会社という枠組みも、幻想であるということですね。
会社という枠組みの中では独自のルールがあり、それに基づいて仕事をするのですが、その上で自分のやりたいことをやればいいと思います。
社外でも、会社と関係あるなしに仕事をしていいと思います。それが、少なからず会社での仕事に活きてくることもあると思います。これは、個人のキャパシティによるのですが、だからこそ僕は自分のキャパシティを広げたいと思っています。
今回はこのへんで終わりにします。
後日、他の部分は別記事でアウトプットしていきます。
Written by かず (@kazu_1247)