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見極めるむずかしさ
こんばんは。
今日は指導の仕方について、考えていきます。
指導者が変われば、結果が変わる。
これはよく聞く話です。
指導者が変わることで何が変わるのか。
そこにはもちろん、指導方法、持っている技術力、戦術力があげられるかと思います。
先日、スポーツ少年団の指導者の方とお話する機会を貰いました。
その先生は、あらゆる生徒を育て、指導力のある先生と感じています。
その先生はこう言っておられました。
どんなにいい技術を持った人でも、指導する際はその子の性格や個性、強みなどを理解し、そこからなにを伸ばしてあげるかが大切だよ。
私はドキッとさせられました。
自分の持っている技術には、少し自信がありましたので、技術を高めることはできます。
しかし、そのこどもたち一人ひとりにあった、個性を見抜いての指導は、考えてはいたものの、なかなか取り組めていませんでした。
取り組めていない理由の一つ目は、時間がないこと。
普段、業務に追われてなかなか剣道をする時間がなく、練習にいくと全体にもっと伝えないといけないことがあるなと感じるからです。
そして二つ目は、どう生徒を読み取って、個性を引き出してあげれば良いのか、分からないこと。
話をして引き出すこと。普段一緒にいて感じ取ること。これらを毎回記録していくことが「見える化」により、理解されていくのではないか。
分かってはいるが、やはりその記録をとる時間もやる気もない。
ここがいちばんのダメなところなのか。
県の大会でもベスト8まではいける。技術を伝えているから。ベスト4に届かない。
この壁をどう乗り越えるのか。
ヒントは「個性に応じた指導」と最近感じる。
強みを知り、そこからポイントを絞って、良いところを伸ばしてあげる。
そのためにも、やはり「見える化」して準備すること。
最近読んだ本にはこんな言葉があった。
幸運の女神は、準備されたところにやってくる(ルイ・パスツール)
準備されてなければ、幸運は巡ってこない。
引き出す指導を少し心がけよう。
よりよく見極めることは、豊かに指導できること。