【日記】京都下鴨便り、聖護院さんで真夏のお焚き上げ
28日は、聖護院さんでのお焚き上げの日。
毎月一度、午前一回、午後一回だけとはいえ、この猛暑の七月に、目前で火を焚いて、お焚き上げするのは、さぞや大変かと思いきや、門跡さんや、お坊さんたちは、顔に汗もみせず、法螺貝を吹き、お不動さんのお経を唱えてくださる。
汗まみれの修験道法師のお坊様を期待していたわけではないものの、あまりに爽やかな?形相にびっくり、、
お作法に則って、護摩木を一本一本、火の中に投入してお焚き上げしてくださるのを見ていると、自然と両手を合わせたくなる。
お焚きあげを終えた後のご法話では、お祈り🙏の本質についてのお話しに、思わず涙ぐんでしまった。
仏様のお慈悲にすがって、お祈りするのは、ひとえに、自分自身のためであるのは、凡人たるアタクシたちの性ではあるものの、"いのる"とは、まず「他者の、幸せ」を祈るものである、とのこと、、
世の中のすべての人が幸せになれたら、幸せであったのなら、その幸せは、周り回って、自分自身も幸せになる、、
それが、”回向”と言う意味である、とのこと。
つまりは、他人の幸せが、自分自身の幸せ。
猛暑の中でも、健康で、聖護院さんのお焚き上げに来ることができている自分自身が、どれだけ幸せであるのかと、認識することから祈りを捧げましょう!、と。
今も、戦争や飢餓に苦しんでいる多くの人たちのために、合掌🙏を。
がらにもなく、真摯な気持ちになれた瞬間、でした。