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映画感想『アイミタガイ』
映画『アイミタガイ』を観ました。
久しぶりの劇場鑑賞です。
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・story
ウエディングプランナーの梓(黒木華)の親友は叶海(藤間爽子)。
しかし、カメラマンの叶海は海外で命を落としてしまいます。
残された梓は、既読がつくはずがない叶海のスマホにメッセージを送り続けています。
亡くなった叶海に関わった人たちが徐々に登場し、物語が展開していきます。
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・感想
映画のタイトルとなっている相身互い(アイミタガイ)は、あまり馴染みがない言葉でした。
相身互いとは、同じ立場の人がお互いを思いやり、助けあうこと。また、その間柄を示すそうです。
近年、社会の中で自己責任を求められることが増えました。
自己の行動に責任を持つこと自体は当然のことだと思っています。
しかし、必要以上に自己責任を求められると、失敗したくないし、自分の過ちを認めると自身が不利になるのではないかという気持ちが強くなってしまいます。
自分の立場を守ることに必死になると、相手を思いやる心の余裕はなくなってしまいます。
自己責任を求められる世の中ではありますが、自分のことばかりを考えるのではなく、相手のことを考えて、相身互いの精神で行動したいものです。
映画の序盤で若くして命を終えた叶海ですが、叶海の残したものは多かったことが明らかになっていきます。
『アイミタガイ』の登場人物は、みな普通の人です。
普通の人たちの誠実さが、とても心地よい映画でした。
原作はこちらのようです(私も未読ですが…)↓↓↓
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・最後に
『アイミタガイ』は三重県桑名市、愛知県名古屋市、滋賀県近江八幡市などで撮影されているようです。
その風景には生活感があり、そしてちょっと懐かしさを感じました。
優しい素敵な映画ですよ!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
私K.Kからのごあいさつです↓↓↓