【私の仕事】 忘備録(23)国際振込詐欺 1「ミニタリ―詐欺」
前回の【私の仕事】 忘備録(21)で防衛省向け機材案件の裏話の続きを書く予定でしたが「ミニタリ―詐欺」を書きます。防衛省の件はこの話の後に書きます。
◆この記事の内容:
存じの方は「懐かしいなあ」と感じる昔流行った典型的なネットを介した国際振込詐欺のパターンを紹介します。
2日間ほど引っ張って、撃沈させたばかりの実話です。名前、メールなどすべて公開しました。
Facebookを介して詐欺をかけてくるパターン
さて、僕は2014年からFacebookをやっている。友達申請してくれる人をできるだけ拒否しないので現在、約1200人。当然ながら、いい人ばかりではない。数か月に一回くらい詐欺を目的で友達申請をしてくる人もいる。
私の場合に限っては、Facebookにおいて詐欺をかけてくる相手は、決まったパターンがあります。
相手は必ず、米軍に従事しているLieutenante(意味:上官代理、副官、大尉、中尉など)。トップの地位ではない。かといって下の地位でもない。
そして、このような相手が必ず言うには、「もう数日で従事が終わって除隊する。」会社で言えば、長い間、勤め終えて退職する感じ。「実は、大金を管理する立場で、その大金を一時的に預かって欲しい。あなたの住所、電話番号、銀行情報などLINEで送ってほしい。」という典型的なパターン。
この時点で、察しの早い人や、外国と直貿の仕事をやっていた人は「あぁ、あのパターンか。」「クラッシックだねぇ」「まだこんなのあるんだね。」懐かしさを覚えるかもしれない。
今回の詐欺師、あやしい人はこれ。自分の写真を使う詐欺師はいない。他人の写真を使っている。
仕事のイライラ
今回は、僕は、2日前から仕事でイライラしていて、その怒りをこの詐欺をかけてくる輩をからかってストレスを解消しようと考えた。性格悪いなぁ。
自分がイライラしていた理由はシンプル。いろいろやっている仕事の中で、「中国系メンズエステ」のYouTube広告動画制作がある。
2月に入ってから制作予定の店の受注がすべてキャンセルになった。コロナウイルスが原因だ。メンズエステは当然ながら女性セラピストが命。
中国の旧正月で帰国したが、このウイルスが原因で日本に帰って来ない。店にとっては最悪だ。それに、もしセラピストが店に帰ってきても、日本人の男性もこの時期にわざわざ中国人エステ店にはいかない。
典型的な詐欺パターンの紹介
さて、今回は典型的な詐欺パターンを紹介します。
①最初に、Facebookで友達申請してくる。相手のプロフィールを調べると今共通の友達もいない。相手はFacebookを始めたのは最近。投稿もなし。この時点であやしい。
「じゃ、ひっかかってあげましょう」と僕は友達申請を許可。
②すると、すぐ、Facebookのメッセンジャーで下記のようにメッセージがきた。これも典型的なパターン。いま、友達になったばかりなのに、下記のような長文で、数秒ごとに連続で送ってくるのが特徴。
「こんにちは、facebookでお会いできてうれしいです
私の名前はキム・ゴドウィンです
あなたの名前とあなたからチャットしているとは何でしょうか?」
「再びここであなたを満たすために光栄です
どこからチャットしていますか?」
「私は半分日本人とアメリカ人のハーフです
父は日本出身で、母はアメリカ出身です」
*アメリカ人で日本語もできるハーフというのも1つの典型的なパターンです。必ず、日本語ができる。
僕はいつも、このような相手になぜ日本語ができるのかを聞くのだが、必ず親のどちらかが日本人だという。
さて、次に、LINEで、、
【私の仕事】 忘備録(24)国際振込詐欺 2「詐欺師からLINE友達申請」へつづく。。。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。
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