【私の仕事】 忘備録(65)従業員1号の特別なお願い
◆この記事の内容:
従業員がとんでもないことをお願いしてきたことを書いています。
【私の仕事】 忘備録(64)チャイエス「S」店の調査開始 からのつづきです。
従業員1号の特別なお願い
従業員1号は、「S」店調査については、外から電話で詳しく報告してきたのだが、とんでもないことを言い出した。
「社長、S店はまじめな店のようですね。本当に特別なサービスをしてくれる店は、ご存じですか?」
「そっちの方は君のほうが詳しいんちゃうの? 飛田新地で相当、お金つぎ込んだって豪語してたやん。」
「いや、そうですけど。。中国人の女性とそういうことになってみたいんです。僕、日本人の女性しか経験ないんです。」
「わざわざ、中国人の女の子とそういうことになりたいの?」
「社長。一回でいいから経験してみたいんです。お願いします。どこかちゃんとした安全な店、教えてください。」
「安全って。安全な店なんかないよ。危険承知で行ってや。」
「了解です。」
「じゃ、これは独り言やで。近鉄の「F」駅あるやろ。駅を出て商店街を北に行って、すし屋があるよ。そこから、「O」っていうチマチョゴリを着た看板がある。その隣のビルに、細い階段がある。
そこを上がっていくと、ドアに「M」っていう小さな文字で書いたステッカーがドアに貼ってある。そこのドアを開ける。
そしたら、35から40歳くらの中国人ママさんがいる。その人に何も言わなくても、写真の入ったアルバムを出して、金額を言ってくるよ。金額は30分●●●●●円。万が一、めちゃくちゃ高い金額言ってきたら、すぐに店を出て、僕に電話して。」
と僕はご停丁寧にも言ってしまった。従業員1号はもう40歳代のおっさんだ。子供ではない。ある程度、危険を察知して自分で対処するだろう。それに何かあったら、連絡してくるだろう。。。
とにかく、僕は、中国人メンズエステの「S」のホームページ制作と動画制作を受けることにした。早速、制作を開始した。
サイト(ホームページ)で気をつけること
これはエステ店のサイトだけに限ったことではないが、ホームページ制作やYouTube動画をネットにアップする場合、
まず、前提として「YMYL」を遵守しなければならない。
「Your Money or Your Life (YMYL) お金または生命に関すること」
昔は、サイトをつくって検索率を上げる場合、同じようなサイトをたくさんつくって、お互いリンクさせ、とにかく、記事は長文。文章が長ければ長いほうがよかった。ある意味、シンプルで慣れれば簡単でした。
現在、重要なのはサイト記事の「質」です。
ほんとうに検索した人にとって、その記事に書かれていることが役立つ情報なのか、正しい情報なのか、がポイントです。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略語で、Googleの検索結果の評価基準でもある検索品質評価ガイドラインのうちのひとつ。
グーグルは、お金に関する情報や生命に関する情報を重要と考えていて、信頼性の低い情報や人をだますような情報が掲載されているサイトを検索結果に表示しないようにしています。
YMYLに該当するジャンルは、「お金又は生命」に関するコンテンツです。
具体的には下記のジャンルなどが該当します。
・ショッピングや金銭の取引を行うページ
・お金に関するページ
・医療に関するページ・法律に関するページ
・重要なニュース記事や公的情報ページ
エステ店のホームページ制作において、その記事や内容については、上記の
「医療に関するページ」が抵触します。
エステ店は医療ではないので、例えば、吸い玉施術で、「排毒」という文字や、「漢方の効果」というような「薬」が入るキーワードは載せることを控えなければなりません。
医療従事者でもないのに要するに「病気が治る」「身体が回復」のような表現はダメのようです。
もちろん、載せたからといって、サイトを即、削除されるようなことはありません。しかしながら、検索に表示されなくなるようです。
このあたりは、多く深い内容です。僕はホットペッパービューティーとEPARKの営業マンと業務担当に友達がいるので、直接、いろいろと教えてもらいました。
さらに、YMYLと密接に関わるのがグーグルが定める検索品質評価ガイドラインの「E-A-T」です。
E-A-Tとは「Expertise(専門性)とAuthoritativeness(権威性)とTrustworthiness(信頼性)」の3つの頭文字です。
質の高いコンテンツを提供することに加えて、E-A-Tでは以下の3点のポイントが要求されます。
・誰が作ったコンテンツなのか
・誰が運営しているサイトなのか
・情報には信憑性があるのか
上記を正確に明記したサイトをつくることで、グーグルからの評価が上がります。
詳しくは、下記をご参考ください。
上記は、一般的なことで特別の情報ではありません。「YMYL」は検索すれば出てきます。
では次に具体的に、「S」店のホームページや動画をどのようなポイントで制作したかを書きます。
【私の仕事】 忘備録(66)ホームページとYouTube動画制作 へつづく。。。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。
◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。
よい子の皆さまは読まないでくださいね。
そもそも「メンズエステ店」って何?
■ 中国人メンズエステ店については、下記👇note記事をご参照ください。