【私の仕事】 忘備録(104)マイナスのときはマイナスを掛ける?
◆この記事の内容:
今がマイナスの状態なら、流れに逆らわず、さらにマイナスをやってみることを書いています。
【私の仕事】 忘備録(103)クリスマスイブと中国エステ店のママさんたち からのつづきです。
3つの仕事の内、2つがダメ
こんなに新型コロナウイルスが長引くと心が折れそうになります。noteを書いているとき気持ちが紛れます。
個人で3種類の仕事(①貿易業務サポート②広告動画制作③銘板製造販売)をしています。
その3つの仕事の内、2つがダメ。コロナの影響です。日本でもコロナが心配され始めた2月から3月頃、noteにふざけた気持ちで「超濃厚接触」を書きました。このときは、何の根拠もなく夏迄には終わるだろうと考えていた。
今、とても反省しています。
① 貿易業務サポート
主に自動車の部品、エステ店の痩身機器などの直輸入の際、通関、Invoice作成、相手会社とのコレポンなどのサポート。4月までは順調だった。ところが、中国からモノが入ってこない。
僕が直輸入の業務サポートしている契約先企業はすべて欧州。しかしながら、モノ自体は中国で生産され、出荷される。従って、全般的に遅れている。
僕が業務サポートをしていた中で、日本の製品を日本国内で販売する会社がありました。
部品を日本から中国へ輸出して中国で生産後、再び、日本へ輸入し、その部品を取り付けて国内で製造し、完成品となって日本国内で販売する。
すべて中国製にしない方針は、リスクヘッジになっていましたが、もともと納期が長い。
さらに、この会社は、日本国内の生産ラインを、密をさけるため工場内で間引きして製造するようになった。つまり、生産に携わる人数を減らしたのでさらに長納期になった。
製品(商品)は「品質」が最も重要。そして「価格」つぎに「納期」。今まで1ヶ月の納期が3ヶ月になったら、売る方も買う方も取引が成り立たない。
大手量販店のK電気で部長をしている友達がいます。彼を通して家電メーカー(H社、S社など)の納期はどんな状況か聞いてもらった。やはり、工場内の従業員同士の「密」を避けるための生産体制をしているとのこと。
量販店の販売員も気の毒だ。在庫がないとノルマ達成できない。売れても「納期が1ヶ月かかります」と言うとお客さんは別の店に流れるか、買うのを諦める。
例えば、人気の冷蔵庫が売れて店頭になくなった場合、次にいつ入庫するのかわからないらしい。1ヶ月後なのか2ケ月後なのか、正確な時期をお客さんに言えない。
店員にとっても納期予定がわからないのが一番つらいらしい。
買う側もエアコンと同じで冷蔵庫なども今、壊れて必要な場合、納期を待つわけにはいかない。他の店で探して、希望する型式ではなくても買うしかない。
② 広告動画制作
中国人ママさんたちが経営する整体・エステ店・メンズエステ店(チェイエス)のホームページ制作、動画制作については、すべてキャンセルになりました。前払いなので先にお金を頂いていますが、エステ店自体をやめてしたママさんも多い。
こんなときの中国人ママさんたち対応は早い。いつもながら感心する。特にメンズエステは「濃厚接触」が売りだ。
ママさんたちには申し訳ないが、コロナ禍の状況で「中国人のメンズエステ店」のイメージは決して良くはない。
また、日本人のメンズエステ店の価格が下がってきている。わざわざ、この時期に中国人のメンズエステ(チャイエス)に行く男性客はいないと思う。
ただ、元々、「出張型エステ」をやっている中国人ママさんはコロナが流行後、逆に商売繁盛になっています。
先日、ママさんから、「エステシャンが足りないから、誰でもいいから探して来て!」とwechatで連絡を受けた。
相変わらず大雑把だ。誰でもいいわけがない。
毎年、地元も含め「祭り関係」の動画を撮っていた。でも、コロナのためあの有名な「大阪天神祭」でさえ中止。祭りの動画撮影の仕事はゼロだ。
また、コロナとは関係なく「一般的に動画を制作してYouTubeにアップする」仕事はオワコンではないかと考えている。
スマホの性能も向上し、かなり綺麗な画質で撮ることができる。動画編集アプリやソフトも向上し、誰でも簡単に文字を入れたり編集ができるようになりました。
今は撮った動画を時間をかけて編集し、YouTubeにアップするのではなく【ライブ動画】を配信するようになってきています。
コロナが収束するころには動画制作の仕事もなくなっていると思う。
③ ネームプレート制作
この仕事については、材料も含めすべて日本製にしていてよかった。なんとか継続できている。輸入品は一切使わず国内で制作して全て日本人のお客さんに販売。
3月に神社へ営業を開拓した。でも、全国的に大きな祭りが中止になり、人が集まること自体が自粛。神社もお金が入らないので新規の注文はない状態。
このように仕事はかなりヤバイ状況。まったく別の発想、別の仕事をしなければならない。。。
現状維持でなんとかやっていけてるのは少額だけど「情報商材」ぐらい。
それでも早々にオンラインを使う新しい仕事を増やさないと。。。
ボランティアでパソコン先生とパソコン修理
地元の高齢者を対象にパソコン先生と簡単な修理をボランティアでやっていました。
これもなくなっていくと感じる。今やパソコンを修理する時代ではない。買った方が安い。
それでも高齢者の方たちは、コロナで外出を控えているためか「パソコンの調子が悪い。」「家に来てみて欲しい。」などの依頼はけっこうある。
おじいさん、おばあさんたちは家にずっといる時間が増え、パソコンのスキルが向上している。ちゃんとパソコンの本を買って隅々まで読む。真面目な方が多い。
EXCEL関数(特に多い依頼がVLOOKUP)、ピボットテーブル、パワーポイントで動画の入れ方を教えて欲しい。。。など。サラリーマンが会社で仕事でやってることだ。
まさか、会社に勤めるつもりだろうか?
ただ、怖いのは、もし自分が無症状の感染者だとしたら、高齢者の家に行くわけにはいかない。ニュースでも流れたが、こちらの地元では医療施設と中学でクラスターが発生している。
頼りにしている最強の顧問
こうなったら、自分の会社をいつも助けてもらっている最強の顧問に泣きつくしかない。。。
でも、丸投げで「助けてください!」はダメ。逆に叱られてしまう。せめて「新規事業計画書」をパワポで作ってプレゼンしないと、話も聞いてくれないだろう。。。
でも、顧問たちはとても元気な方ばかりだが、高齢者だからコロナのことを考えると会うのを躊躇してしまう。
寺小屋計画の中止
子どもたちを対象に寺小屋をしようと思って去年から色々動いていました。でも、当面、これは中止。コロナを発生させたら責任とれない。自信がなくなった。
寺小屋する物件は紹介してもらって、費用をかけて改装する予定だった。やらなくてよかった。負債だけが残ったかもしれない。
それに、もしコロナが収束しても、別の新しいウイルスが発生すると思う。
人を一定の場所に集める「密」になりやすい仕事はすることができない。
よほど「新生活様式」に対応した設備にお金をかけないと。。。
ただ、「新生活様式」って政府のガイドラインはあるが、例えばお店をする場合、具体的にどのような設備にすれはいいのでしょうか。。
コロナ禍にもかかわらず、来月から奈良で飲食店をオープンする知り合いがいいます。僕は喫茶店をするつもりはないけど、そのお店は有名な建築家にやってもらったようなので、会って設備について教えてもらう予定です。
友達の京都の喫茶店&雑貨屋
実際のところ、コロナの時期に飲食店をするのは大変だと思う。友達がタイミング悪く4月から京都で喫茶店を始めた。この友達も根拠なく7月にはコロナが収束すると考えていた。
古民家を借りて改装して、1Fは喫茶店、2Fはヨーロッパ(主にイギリスととフランス)の古い家具や雑貨品を販売。
SNSで広告を拡散し、店内で欧州の骨董品フェアを開催していたが、これが失敗。最初は順調だった。でも、コロナ以降、人を一個所に集めることができない。お店の敷地面積が狭いから必然的に「密」になる。
京都は欧州の観光人が多かったので喫茶店はある程度儲かったらしい。
インバウンドを対象に骨董品を売るのであれば、日本のものでないと。それも、気安く買える手頃な価格でないと。。。
僕の長年の友達のフィンランド人は、日本の骨董品にとても興味をもっている。
その彼でさえ、「旅行のときに思いつきで高価な物は買わないよ。もし買っても、入国するとき関税がかかるし。。。」と言ってた。
京都で「日本茶」を専門に出す喫茶店をやっている友達が成功しています。
インバウンドのお客さんが減った後、日本人の客が増えたそうだ。静かな雰囲気で落ち着いて日本茶を楽しみたい日本人の感覚に合った。
インバウンドが戻っても、日本でお店をする限り日本人のお客さんは大切。
コロナに影響しない出張型メンズエステのママさん
元々、出張型のエステをやっていた中国人ママさんは強い。コロナ関係なし。むしろ、お客さんは増えている。男性の立場から考えると、テレワークで家でストレス、運動不足、飲み屋も行き難い。
「特別マッサージ?」でストレス解消。。わからなくもない。
僕が仕事で関わっていたママさんたちの大半は下記のパターン。状況はよくない。
*エステ店 ➡ 完全にやめる(日本から撤退。) ➡ 従業員を中国へ帰国させる。本人も中国へ帰る。
*エステ店を改装 ➡ ネイルサロンへ。本人はやらない。資金だけ出して娘にさせる、友達にさせている。
*インバウンドをねらった「民泊」 ➡ 完全にやめる ➡ マンション解約金と改装費が負債。別のビジネスを模索中。
*4月の時点でエステ営業方針を変換 ➡ 密をさける完全個室へ。売上金は現状維持レベル。でも、改装費をかけているので利益が出るのはもっと先。
実際のところ、個室にしたからといって、コロナ感染を防げるかどうかはわからない。
いずれにしても、ママさんたち中国人は良くも悪くも「対応」がはやい。見切りをつけるのがはやい。このあたりは前に書いた記事「中国人の臨機応変」をご参照ください👇
先日、関東方面だが、TVニュースで完全個室のエステがオープンをやっていた。完全個室で痩身エステか。。いいかもしれない。
完全個室の「ジム」のニュースもTVで観た。テレワークで運動不足になりがち。そこで運動し身体を鍛える。あれはいいと思う。
カストマイズが要求される時代に合っていると思う。
3Bの法則
広告業界でよく用いられるキーワード、不況に影響しない「3Bの法則」(Baby、 Beauty, Beast)があります。
◉あかちゃんに関係する商品
◉美容、綺麗になる商品
◉動物、ペット関係の商品
これらも大事だけど、付け足すとすれば「Brain(知力)」ではないでしょうか。
いつの時代も重要なのは「ものごとを知っている力」。
コロナ禍で外出を控えているためか、電子ブックや書籍が売れているらしい。
安全面も問題だけど、小学生も学校へスマホを持っていくことが許可されるのも近い。オンラインでの教育系動画の配信は世界中で既にビジネスになっている。
コロナが収束しても、以前とまったく同じ生活が戻ることはない。人生の中で考え方、生き方を大きく変える必要があります。
おおげさな言い方をすれば、コロナが流行するマイナスな状況で神様から与えられたチャンスかもしれない。
マイナスのときはマイナスを掛ける?
過去に会社で先輩が「マイナス状況が続くときは、あえて、マイナスを掛けるんだよ。」教えてくれた。
僕:「マイナスにマイナスを 掛けても答えはマイナスじゃないですか?」と問い返して叱れた。
先輩:「だからお前はダメなんだよ!今、平成不況(1991年(平成3年)3月から1993年)だろ、発想を変えろ。人と同じことをやっても意味ないんだよ。逆を行くんだよ。それにお前、マイナスにマイナスを掛けたらプラス!これは常識だよ!」
意味は分かった。でもあまりにも抽象的。具体手にどうすればいいのか教えてほしい。。。。
先輩:「とは言っても、新しいビジネスを始めるとか、大きな動きをしてはダメ。焦って行動してはいけない。じっくり頭を使う。今はそのための時間だ。」
僕:「すいません、先輩。具体的に教えてください。逆を行くって、今と逆のことをすればいいんですか?」
先輩:「そう、例えば、今、不況でどこも給料上がらないよね。そうなると、皆、サイフの紐を閉める。一般の人が考えること。それが普通だ。逆を行くっていうのは、給料は上がらない、むしろ下がってるけど、お金を以前より使うんだよ。」
僕:「はあ?お金がないんですけど。。」
先輩:「無かったら、借りてでも使うんだよ!」
僕:「????」
自分も若かったし、その通りやってみた。
お金を使った。服を買ったり、車買ったり、他業種とのゴルフのコンペとか、飲み会とか。。
貯金も手持ちのお金も無くなり始めたころ、新しい仕事をもらったり、会社外の知り合いが増えた。その人たちとは今でも続いている。
「こんな不況なときに高級車乗って、お金を使いまくる妙なサラリーマンがいる」と。。。珍しがられたようだ。
その後、世の中の不景気が終わったように思えた。2017年頃まで不景気。そして2018年以降から上向きのような報道もあったが、実際は何も変わっていないと思う。無理にお金を使ったことがよかったかどうかは実際のところ、わからない。
このときは経済不調による不景気だ。日本の中でのことだった。今は違う、外部要因のコロナウイルス。世界的に打撃を受けている。
でも、あえてマイナスにマイナスをかけてみよう。自分の預金は減ってきているが、お金を使ってみよう。
◆ご注意
「マイナスにマイナスをかける=お金を使うこと」ではありません。
それは人それぞれです。「お金をかけない方法」もたくさんあると思います。
お金が減った(給料が下がった)マイナスの状況で、例えば、
*図書館でたくさん本を借りて読書をする
*自転車で無理のない範囲で遠出する。
*人脈を少なくする、又は切る。
あくまでも例です。他にも色々あると思います。
ママさんを旅行に誘う、GOTOトラベルを使うべきか?
一般的には、マイナスが起こると、焦ってプラスの対策をしようとする。でも失敗する。当然だ、世の中がマイナスに向いているから、自分ではどうすることもできない。
マイナスに逆らわないでマイナスの延長線上でマイナスをする。。。。
こんなときは、マイナスをする。自分なら、お金に余裕はないが、「お金を使う」 ➡そうなれば、、、【 旅行】かな?
でも、僕がお金を使ったところで、何か変わるのかな?
といって、家にじっとしていても仕方ない。メンズエステ店の中国人ママさんでも誘って、旅行にでも行くかな?
ママさんも1泊くらいだったらなんとかなるだろう。
近いところで京都かな?
別にGOTOトラベルを使わなければ、どこに行こうが自由だ。東京でもいいかな?
どのママさんと行くべきか?
いや、やっぱり大阪から奈良くらいにしておこう。奈良であれば、自分の親戚の墓参りもできる。
A案の選択:台湾人のエミリさん
奈良は久しぶり。前回は数か月間、メンズエステ経営者の台湾人のエミリさんと奈良県吉野へ「物件調査旅行」以来だ👇
確か、エミリさんは「Toyotaのクラウンアスリート」を買うって言ってた。一緒に旅行するのに車で行けるので都合がいいかもしれない。
でも。。。前回、吉野へ物件調査に行って、いい結局ではなかった。
「ところで、あの件どうなったの?」って聞いてくるだろうなぁ。やっぱり、誘うのをやめておこう。。
B案の選択:アカスリ店のKちゃん
本来なら、何か月もお世話になったKちゃんを誘うのが筋かもしれない。でも、自分の気持ちが変わってしまって、なんかめんどくさい。それと、Kちゃんには彼氏がいるので、あとでややこしくなる。
それに、こちらから誘っても、たぶんKちゃんから断るだろう。。
案Cの選択:道頓堀で中国エステをやっているママさん
ここはやっぱり、道頓堀で中国エステをやっているママさんを誘うことにした。4月にホームページ制作の注文をもらっているし。もしかすると新しい仕事、もらえるかも。。。
早速、Wechatで聞いてみると「沖縄へ行きたい。」と言われた。
僕:「う~ん、沖縄か、、さすがにそれはやめとこう。」
日本人のおっさんが、中国の女性を連れてコロナ流行のときに沖縄で遊んでる。。。間違いなく現地でトラブルが起こりそうだ。石田純一の例もある。
奈良の旅館に泊まって、観光して何か美味しいものでも食べよう。実際、食べ物は、大阪のほうが美味しいと思うが。。
ママさんは口が肥えている。道頓堀近くに住んでいて美味しい店もよく知ってる。しかもメンズエステ店も経営しながら、中華料理店も経営している。味にはうるさい。実際、料理を作ってもらったとき美味しかった。
とにかく、奈良方面に旅行してみよう。何かが変わるかもしれない。。。お金が余ってるわけではないかど、贅沢して使ってみよう。マイナスにマイナスを掛けてみるのだ。
次回、奈良の「GOTOトラベル」を書きます。
つづく。。。
*このnoteで書いてある記事はすべて実話です。「忘備録」として自分のために書いています。
◆ご注意:一部の記事はnoteのシステムによって18歳以上向けに分類されていますが、すべて18歳以上向けです。
よい子の皆さまは読まないでくださいね。