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忘備録(114)『アリラン物語』第9話

忘備録(113)『アリラン物語』第8話 からの続きです。

クレームだらけ


久しぶりの投稿です。僕がnoteに書いている内容はすべて実話、ノンフィクションです。したがって、当然ながらエステ店のママさんたちから削除しなさい!とクレーム多い。
仕方ないので、過去の記事に遡って画像をほんの少しだけ調整しました。とっても時間がかかりました。1つの話の変えると他の話とつじつまが合わなくなるので実際、全部調整するのは不可能。だからやってない。また文句言ってきたらそのとき対処しよう。




そもそも僕は作家ではないので、本当にあったことを思い出して書くことしかできないのです。忘備録として自分がやってきたことを忘れないようにnoteに書いています。

さて、前回の忘備録(113)『アリラン物語』第8話からの続きです。

The End

前回の話の頃は、大阪のコロナがもしかして終息に向かうかな?くらいの時期でした。
そのため、韓国アカスリ店のママさんと呑気に毎日遊んでいました。それからしばらくすると大阪の感染率が急に上がりました。
それにともなって、ママのさんの店も含めて回りの店にはお客さんがまったく来ません。
商店街には人が歩いていないし、黒服のキャッチの兄さんも一人もいません。

ママさんの店もこれで「The End」だな。。と僕は自分の店でもないので他人事のように考えていました。

そうなると、暇を持て余したママさんから1日に何回もWechat(中国版ラインのようなもの)で僕に連絡が来ます。それと、食べ物の画像をWechatで文章なしで送り付けてきます。

韓国風餃子と肉まん、たまに肉と卵を使った、よくわからない食べ物の画像。(ママさんは韓国と中国のハーフなので、中国料理でもなく、韓国料理でもなく不思議な味がする。)

中国人のママさんは日本語をが打てない。食べ物を画像を送ってきたときは「ごはん作ったから、店に食べて来て!」ということ。

僕は貧乏暇なしで実際には忙しい。でもやっぱり、ママさんの店のことが心配。ママさんの顔を見るために、連絡があったときは必ずご飯を食べるために店に行った。
ママさんの店は「韓国アカスリ店」であって、中国料理店ではないですが。。

実際は、日本橋や道頓堀のエステ店のママさんに会いに行く用事があるので、その帰りにこの韓国アカスリの店に立ち寄ってるだけ。
当然ながら、ママさんにそれを言うことはできません。実際、ママは僕の行動を把握している。

そもそも日本橋や道頓堀のエステ店のママさんは、この韓国アカスリのママさんに紹介してもらったから。


ママさんの手料理

さて、いつもの通りママさんとの会話、

「いらっしゃい、どこからの帰りかな?日本橋?」
「いや、、違うよ。大国町。(本当は日本橋)」
「忙しいようやね?なんの用事やったの?仕事?」
「まあね。。あのさ、最近、店の調子はどう?お客さん入ってる?」
「あんた、外から来たんでしょ。まったく人がいなかったでしょ。こんだけ外に人が歩いてないから、この店はつぶれるわ。もう終わりや。」
「支援金、もらう方法あるで。」
「そんなん、要らん。そんなお金もらっても全然足らない。」

ママさんの機嫌が悪い。ここで話を変えなければ。

「いつもことやけど、この大きな餃子、おいしいね。」
「この餃子はわたしが作ってないわ。」
「そう言われてみると、具が違うね。匂いもちょっと違う。誰が作ったの?」


ココちゃん登場


「ココちゃん。」
「ココちゃんってあの子?」
「違うよ、あの子は辞めたよ。コロナでお客さんが全然来ないから辞めて当然や。もう一人、若い子おったでしょ。あの子も先月辞めたわ。」
「じゃ。ココちゃんって誰?」
「新しい子、店に入った。友達に頼んで必死で探してもらったんや。」
「うそ~!すごいやん」
「あんたに頼もうと何回も電話したけど、まったく出ない。ずっと無視してたやろ。」
(実際、その通り。忙しくて電話があっても折り返しするのができなかった。師走の頃だったと思う。僕が電話で返事しなかった期間は2週間くらい。)

「ごめんね。。ほんで、その新人のココちゃんはどこにいてるの?」
「ここにいるよ。」
「え!どういうこと?ココちゃんがここにいる?」
ママさんは日本語が下手。こちらも日本語がおかしくなってしまう。

「ココ、ちょっと来て!」
やった! ほんとに、お店にいるようだ。。。

5秒くらいして、その新人のココちゃんが僕の目の前に登場!

「こんばんわ。はじめまして。。」

「こんばんわ。よろしく。」

僕はママさんに、
「こんな大事なこと、ごはん食べる前に言うてよ!すごいかわいい子やんか。」
「当たり前や、募集してこの子を店に入れるのにお金いくらかかったと思うの!」

「〇万くらい払ったん?」
「もっと払ったわ!ところで、あんた、あの子にアカスリしてもらってちょーだい。」
「そうやな、綺麗な子やし、アカスリやってもらおうかな。いくら払ったらいい?」
ママさんとは友達なのでいつも安くしてくれる。
「今日は、お金はいらんよ。私があの子に払うから。」
「へ~そうなん。ありがと。あの子、日本語上手やな。」
「そうや、台湾人や。」

その美人で若い台湾人の女性にアカスリをやってもらった。

「アカスリ、すごい上手やったよ。マッサージも上手や。」

「当たり前や、あの子、先月までマッサージ店で働いていたんやで。駅の近くに大きなマッサージ店あるやろ、あの店や。」

「あそこか、日本人のスタッフの中で働いていたんやな。日本語上手じゃないと勤まらんわな。」
「その通り。」
「ママ、身体綺麗さっぱりしたし、俺、やっぱり、お金払うわ。」
「要らん、言うてるやんか。」
「なんか悪いし。。」


New Balance


「あんた、なんか欲しいものある?」
「欲しいもの?いっぱいあるけど。。」
「何?」
「う~ん、今さっき欲しいなあと思ったのはnew balanceのシューズや。駅の下に靴やあるやろ。俺、new balanceが好きや。でも、高い方のモデルやで。」
「いくらすんの?」
「2万くらいかな。。税込みで。。」

New Balance shoes



「そんなん安いわ!私、買ってあげる。これで買ってきたらいいよ。」
といって、ママさんは自分の財布をからお金を出した。
「え!ほんまに買ってくれるの?クリスマスが近いから?クリスマスプレゼントってこと?」
「違うわ!ちょっと頼みたいことがあるの。」

出た!いつものパターンや。間違いなく対価以上のことを要望する。

「要らんよ。自分で買うよ。new balance、いつもあの店で買ってるし。」
「なんで!買ってあげるって言ってるのに!」
「ええって、もう。頼みたいことって何?」
「スタッフに決まってるやんか。この店にはもう一人、スタッフが要るんや!」
「アカスリとマッサージが上手で、綺麗なココちゃんいるがいるから、この店は大丈夫や。」
「なんでよ!以前は、私を入れて4人でこの店やってたんやで。今はあのココちゃんと私の2人だけや。お客さん2、3人来た時、大変やった。あの店からスタッフ借りてんで。」
(「あの店」というのは、近くの敵対する同業の店のこと。仕方なくお願いした模様。)


つじつまが合わない話

いつものことながら、ママさんとの話のやり取りで「おかしいな?」と思うことが多々ある。さっき、「全然、客さん来ないよ」って言ってたけど、「2、3人が同時に来て大変だった。」。。。どうも、つじつまが合わない。。。


実際、この手の店はけっこう儲かる。領収書もないし。どんぶり勘定。元々、長年経営する気はない。半年から2年で稼いて店を畳む。
僕は企業に勤めていたころから、このような店を手伝ってたので、実情はよく知っている。自分の母親も飲み屋関係ではないけど、長年の水商売。(美容関係)

僕の友達の中国人、韓国人のママさんは、本当にお客さんがまったく来ない日が続いたら、簡単に店をやめてしまう。

日本人の若い女性スタッフ?

「じゃ、一人スタッフを紹介したらいいかな?」
「絶対、若い子じゃないとダメやで。最近、この店には若い男性のお客さんが多いんや。前は常連のおじいちゃんばっかりやったけど。」
「若い子か。。。日本人の女の子やったらいるけど。。」


「あんたの友達?その子、何歳?」
「24歳やったと思う。」
「なんで、そんな子、知ってるの?どこで知り合ったん?」
「どこでって。。。まあ、えんやん。そんなこと。でも。。あの子、この店でやっていけるかな。。とりあえず電話してみるよ。」
「綺麗な子?」
「当たり前や、抜群やで。拘束料として一日2万円は払ってあげてよ。」
「もちろん、いい子やったら払うよ。日本人やったら日本人のお客さんの対応もできるし。」
「お客さんが来なくても、最低、一日に2万円は払ってあげてや。」
「わかってる、台湾人のココちゃんにも同じ2万円、毎日払ってるわ。」
「じゃ、その条件で僕の友達の日本人の若い子に電話で話してみるよ。もし、ダメやったらごめんやで。」


一騎打ち

一騎打ち

美人でやや若い台湾人と美人で若い日本人の一騎打ちか。。間違いなく面白いことが起こるな。この2人が融合することはありえない。お客さんの取り合いでケンカになって、どちらかが店を辞める、いつものパターンだ。

「いつものパターン」というのは、中国人ママさん同士の暴力を使うケンカは珍しいことではありません。以前に書いた忘備録5👇をご参照ください。

【私の仕事】 忘備録(5)中国メンズエステ「傷害事件発生

実際、大変なことが起こって。。それは次回に書きます。

次回に続く。。。


思うところ

それにしても、日本人の若い女性のことを書く、、、、家内がもしこれを読んだら、さすがにまずいなあ。。そろそろnoteの投稿はストップかな。。。

noteでは記事も販売できるそうですが、僕はまったく興味なく、単につらつらと実際にあったことを「忘備録」(今、114つ目の記事)として書いているだけです。
だから誰かをフォローしたりもしておりません。0になっていると思います。フォロワーさんは400人くらいかな。

大学卒業後、すぐに堅い企業で長年勤め、うつ病になって辞めてしまってから4年くらいで回復し、現在は元気にやっている状況を書いています。
こんな内容でも読んで頂ける方がいるようで、現在、うつ病で悩んでおられる方の気持ちそ少しでも軽くすることができれば幸甚です。

申し訳ないですが、僕も含めてうつ病が完全に治ることはないと思います。一生の間に、何回もなってしまうと思います。でも、その繰り返し時期が1年に1回が、2年に1回、3年に1回、、、10年に1回と、、その期間が長くなるようにすることはできると信じています。

ご注意:僕がnoteで書いている記事はすべて18歳以上向けです。


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