【ESP32自作基板】配線エラーによるスピーカー音割れ・再生されない原因の調査(拡大鏡・オシロスコープ)
はじめに
さまざまな方言を話すおしゃべり猫型ロボット「ミーア」を開発中。
こちらの記事で、クラスDアンプのICパッケージをTQFNからWLPに変更したところ、25個のうち4個がスピーカー周りで下記不良品だった。
1個:音が全く再生されない
3個:音割れ
1個:LCDディスプレイが点灯しない(電源がそもそもLCDに供給されていない)
残りの20個は無事正常動作しているので、JLCPCBの表面実装ミスで片付けても良いのだが(実際にQuality Complaintを提出)、回路の配線周りで防げる部分があるなら対応した方が良いと思い、対策を試みる。
JLCPCBにQuality Complaintした結果…
JLCPCBのサイトでQuality Complaintを行う方法はこちら
JLCPCBにQuality Complaintした結果下記の返答がこちら。
その後、不良品の動画も送ったが
というわけで、表面実装の不備が本当にあるのなら、その部分の証拠を写真で送れと塩対応。。
音割れの原因調査
アプリで音量を下げて、音割れ解消されるか検証
まず音割れは、スピーカーへの入力電圧が高すぎるからという可能性があるため、アプリで音量をできるだけ下げて音割れが解消されるかを検証。
こちらは特に変わらず音割れした。
拡大鏡を使って、配線不備がないか目視確認
次に、配線不備がないかを目視で確認する。
I2Sデジタルアンプ(Max98357a WLP)から出ている9つの配線が、しっかりつながっているかどうかを拡大鏡を使って、正常の基板と比較しながら目視確認する。
例えば、ESP32 woom32Eモジュールの25ピンとデジタルアンプのLRCLKを繋げている配線は、こちら
電源周りの配線不備?
音割れのする基板をusbc 書き込み基板に繋げて音声再生したところ、usb to ttl のch340cが熱くなっていた。
続きは、こちらで記載しています。
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