ベンチャー人事がライフコーチングについて勉強してみた PART①コーチングってなに?
みなさんこんばんは、ベンチャー人事のKazuです。
現在は採用担当として月50~80名の方とお会いしており、採用に関連する多くの業務を日々行っています。
実は、その業務の中に「面談」と呼ばれるものが存在します。
具体的には、選考中の候補者様に対して、「気づき」を与える為に一緒に考えていく時間です。
選考要素は含まれず、担当する人事メンバーは「人事」としてではなく「コーチ」としての立ち回りで候補者様と伴走していきます。
1時間という短い時間の中で実施されるものですが、アプローチ方法によっては多くの示唆を与える事ができます。
それに関連して、本日は「コーチング」について記事にしてみました。
1.そもそもコーチングってなに?
そもそもコーチングとは?
ICF(国際コーチ連盟)では下記のように定義されています。
「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライエントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライエントのパートナー関係を築くこと」
つまり、
"クライエント自身が「なりたい自分」になるための、コーチとクライエントの協力的パートナーシップ" という事です。
クライエントの理想を叶える為に、信頼関係を築きながらコーチングを通して自己実現を援助していく方法です。
2.コーチング・ティーチング・カウンセリングの違い
コーチングに似た言葉として、ティーチングとカウンセリングがあります。
全て対人援助の方法ですが、これらは全て似て非なるもの。
まず、ティーチングとの違いについてです。
コーチング:クライエントが「答え」を持っており、それをコーチが引き出す方法
ティーチング:コーチがクライエントに「答え」を教える方法
ではカウンセリングとの違いはなんでしょうか?
コーチング:現状、日常生活に支障はないが、自己実現する事で更に豊かになる方法(ゼロから+にするイメージ)
カウンセリング:日常生活に支障があり、本来の日常を取り戻す方法(-からゼロにするイメージ)
つまり、クライエントに答えがない状態ではコーチングは活きませんし、日常のベースが整っていない方にコーチングは無意味なのです。
3.ライフコーチングとは?
コーチングそのものは、実はビジネスの世界では多用されています。
例えば、上司との1on1や、もしかすると日常業務の中でも意図せずして受けている可能性があります。
では、そのコーチングとライフコーチングは何が違うのか?
ライフコーチには下記3つの特徴があります。
対象領域は「個人の人生」
最終的には、コーチがいなくても目標達成できるようになる事が目的
答えを引き出しながらも、必要に応じて方法論をアドバイス
一般的な「コーチング」とは異なり、対象は人生であり、これからも続くその人生において継続的に目標達成できるようにコーチングしていくのが、ライフコーチングの基本です。
4.ライフコーチとしてのあり方
ここまではコーチングやライフコーチングの概要について説明してきましたが、ここから先は「コーチとして必要な姿勢・技量」を記載していきます。
ICF(国際コーチ連盟)では、ライフコーチとしてのあり方を4つのカテゴリー・11個のコンピテンシーにまとめて定義しています。
<基盤の確立>
倫理規範・プロの基準をまもる。
コーチングの内容に関して同意を交わす。(基盤の確立)
<関係の構築>
クライエントとの信頼・親密さを獲得する。(関係の構築)
コーチングプレゼンス(関係の構築)
<効果的なコミュニケーション>
傾聴力
強力な質問力
直接的コミュニケーション
<学習と成果の推進>
意識の顕在化
行動の設計
ゴール設定
行動の目的とアカウンタビリティー
多くの項目がありますが、つまり、
「クライエントと向き合って、ゴールを明確にしながら時には方法をティーチングしながら目標達成を援助する」
だからこそ、コーチングをする上では「自身が得意としている分野」でコーチとなる事が比較的多いようです。
例)筋トレが好きなら、筋トレコーチングなど
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
本noteではコーチングの概要についてまとめましたが、実はまだまだ記事に出来ていない部分が多いです。
次回はコーチとして必要なスキルや姿勢について記事にし、コーチとしての働き方をより鮮明にしていきます。
ですので、次回もお楽しみに!