小説『きらきら』ご紹介
BL小説の公募の結果なども踏まえ、BOYS が LOVE する話を真正面から、ストレート一本書かないと!というのはずっと課題で、しかし、じゃあLOVEってなんだ、なんなんだ…というところで悩んでしまって、なかなか取り組めずにいました。
というわけで、ベタベタに甘々な小説を書いてみよう、それがまずLOVEの第一歩だ、ということで製作にとりかかったのが、この『きらきら』という作品になります。
男子高校生、野球部ふたりの、告白から始まるラブストーリーです。
誤解を恐れずに言えば、ありがちな話とか、ベタベタな展開とか、そういうのを躊躇わずに書きました。
まず、とにかくLOVEを描いてみよう、誰が読んでもちゃんとラブストーリーになるものを、ちゃんと・丁寧に書こう、というのが今回の動機だったからです。
小細工なしのストレート、というのが目標でした。
もともとは習作というか、あくまで自分のため、どこかに出すという予定なく書き始めた作品でしたが、途中でちょうどこちらのコンテストの募集が始まって、見事にハマるかな、と思ったので、そちらへの提出を目標に書き上げました。
賞の規定という要因もあるものの、書いているうちに当初の予定よりもかなり長くなりました。こんなに目論見より長くなったのは久しぶり(もしかすると初めて?)で、自分でも書くのが楽しかったのかなと思います。ウキウキして書くことができた部分もとても多い作品でした。
紆余曲折ある二人のストーリーではありますが、素敵な話に仕上がったので、ぜひ追いかけてくださると嬉しいです☺️
※コンテスト終了後小説は公開終了になることがありますので、あらかじめご了承ください〜!
というわけで、ありったけのLOVEをぶつけました。
ぜひ!
……
と同時に、自分がBLを書く上で外せない(技術的にも心情的にも)部分も見えてきました。やっぱり、ゲイとして――というよりも、自分がBLを書くならそこは嘘をつきたくないな、その表現を隠したくないなというのはどうしてもあって、仮にその部分が原因で自分のBLが(商業的な)BLでなくなってしまう、んだとしたら、というところは、もう、諦めるしかないかもですね……!
それがわかったのは、大きい経験でした。
1月のキャラ文庫、そして募集があるかもなビーボーイ(前回予選通過)、などに挑みつつ、そこと向き合っていけたらなと思います。
頑張るぞ〜!!!
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