約20年ぶりに中国語を学び始めた件

最近、中国人の友人ができ親しくなったので中国語の学習を約20年ぶりに始めることにした。前に勉強したのは、大学生の頃で、2001年の夏には1か月天津の南開大学の留学生寮に滞在していた、たぶんその年度が最後だと思う。しかし大学時代のカリキュラムってどうなっていたんでしょうかね。もういつどんな時期に試験があったのかまったく思い出せない。

ぼくが高校生時代、つまり1990年代の後半だが、父が中国にハマっていた。その頃父は都内の小学校に勤務しながら、休日は熱心に中国語を勉強し、夏休みには毎年のように中国に遊びに行っていた。ある年は北京大学の夏期講座に参加して2週間ほど現地で学んだりしていたし、またある年は成田から香港まで飛んで、香港から北上して広州に遊んだり、またその他の年は北京から北上してそのあたりで短期間旅行したこともあるそうだ(かつて祖父が仕事をしていた満洲までは行っていないようだ)。そんな中国好きの父を見て暮らしていたので、ぼくも3歳年の離れた妹も中国に一度ずつ短期留学している(妹は高校生のとき)。父はいまだに中国語がある程度喋れる。近年でもイタリアに遊びに行って中華料理屋の店主と中国語で喋ったり、夜見る夢のなかで中国語で喋ったりしているそうだから、なかなかのものだ(ぼくは夢のなかで英語で喋ったりはしない。つまりその程度の語学力、ということ)。

ぼくが大学に入ったころ、中国は経済的に急成長していた時期であり、実質経済成長率は9%に迫っていた。そんな状況もあって、第二外国語としての中国語の人気は高まっていた。今後はビジネスの分野でも中国語を学ぶことは役立つかもしれないという期待も世の中にあったと思う。ただぼくはそういうことよりも、父が言ったこの言葉が決め手になった。「おまえは英語がある程度できるだろう。そして漢字だってわかる。中国語の文法は英語に似ている部分がある。そのうえ漢字がわかるんだ。中国語を勉強しない手はないよ!」。若いころのぼくは割と素直に父のその言葉を受け入れたのだった。

中国人の友人によるとぼくの中国語力は小学3年生程度だという。ある程度の単語と、初歩の文法、それから声調(Tone)、ピンイン(発音を示す表記法・アルファベットであらわす)などを少しだけ知っているため簡単な作文ならできるので、初級ではないといわれた。英語を鍛え直さないと思いつつ、中国語に逃げているわけではないんですよ!英語だってやる…時間があれば…気力体力があれば…集中力があれば...。いや、これらは自分で確保するよう日々努力しなければならないのですけれど。そしてまた語学学習には確実に時間を要すので、読書時間が相対的に減少してしまうというジレンマというか、こりゃ英・中・読のトリレンマです☺うーん、楽しい悩みが増えました。いずれにしてもゆっくり少しずつ学習していきたいと思います。ある程度自信がついて、将来的に資格も取れたら理想的です。


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