高校時代の思い出5
中3の頃に突如、体育の授業で入ってきた 武道。
結論からいうと
かっこいいけど、実際やると難しい
高校の頃、武道選択で剣道を選んだ。
柔道は受け身に失敗したら、首から下が動かなくなる不安。
ダンスは女子ばかり。残ったのは剣道。
体育が苦手で、武道の時間になると、
体中に寒気が走り、お腹が痛くなった。
初めはすり足から始まった。
床と平行に、浮かさず、スーッと足を運ぶ。
そこから、竹刀の振りかざし方、タオルの巻き方、面や垂れの付け方、
面、胴、小手の攻め方を教えてもらった。
2年になると、本格的になってきた。
ヒモを結ぶことが苦手だった私は、特に胴つけに苦戦した。
ある日のこと。
いつものように寒気がある中、剣道の授業が終わると、
足に変な感触があった。
すり足のし過ぎ、摩擦で足の裏から血が出ていた。
すぐさま、ティッシュで止めた。努力の証。
剣道の授業を終わりに差し掛かった高校2年の7月終わり。
面をつけることで、
今まで経験したことのない 視野が狭くなる気持ち。高揚と恐怖心。
しっかりとキツく結んだ胴。握りづらい小手。
はじめに、
切り返しや竹刀を振りながらの前後のフットワークなど基礎練習。
特に、面・胴・小手の練習は苦痛だった。小柄で全てが打ちづらかった。
受ける側になると、頭を半分に割られたような感覚の面。
背が縮むんじゃないか?と内心思った。
例の寒気で腹痛がある中でえぐり取られたような感覚の胴
痛みを感じながら竹刀を握る小手。
相手からすると、恰好の的。
しばらくすると、
しっかりと結んでいた垂れが前にだるんとぶら下がり状態。
その日は総仕上げで、防具すべてをつけた試合。
相手は170cmもある男子学生。
だるんとした垂れと面。大きな敵になす術がない状態。
武器 木の棒 装備 下着一枚で、魔王を倒しに行く勇者(笑)
防具を元に戻す時間もなく、試合が始まった。
すぐさま、勢いのある相手からの面。
守ろうにも体格差、力の強さで一本取られた。
小さいからこそ、胴や小手を狙おうとしたが、見事に防がれ、
何度も攻めてくる面の攻撃から、頭が割れるのではないかという状態。
右脳と左脳と分かれてはいるが、さらに離れていくような感覚。
心も体も防具もボロボロになった試合結果。
最後に
それから時は流れ、
私が高校3年になると、男子でもダンスをする生徒が出てきた。
今までになかった前例を作った人ということで、有名になった。
周りが女子ばかりということもあり、人気者だった。
その子にとっての高校デビュー。
彼は同じ部活動の後輩だったが、その人気ぶりに今思うと、変な嫉妬や妬みがあった。
勉強もできて人柄もいい、面白い、体型は大きめ。
今となっては苦い経験だった武道。
運動神経はあまり良くない
ヒモを使った作業 ロープワークは苦手だと自分の苦手なことを知った。
剣道で培われた、経験したことは「苦難を乗り越えた」という達成感。
竹刀や刀を持つことで、
質量としての重さ = 責任の重大さと分かった気がする。
タイムスリップしていたら、先祖はちょっと賢い農民だったかも?
今でも、時々かっこいい侍に憧れる20代のほろ苦い経験。
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