おもしろい韓流ドラマの共通点を考えてみました
最初は「仕事で必要だから」とこんまり®︎メソッドを学ぶためにNetflixに加入した私。
ランキングでいつもトップに出てくる「梨泰院クラス」なるものをクリックしてしまったがために、「愛の不時着」「トッケビ」も一気見してしまったのが昨年。
それから「コーヒープリンス1号店」「キルミー・ヒールミー」「彼女はキレイだった」「花郎<ファラン>」「恋のゴールドメダル〜僕が愛したキムボクジュ」「キム秘書はいったい、なぜ?」「賢い医師生活」「まぶしくてー私たちの輝く時間ー」「スタートアップ:夢の扉」と、私のNetflix履歴は一気に韓流色に染まりました…。
これらのヒット作にあって、他のドラマにないものは何なのか。
良いコピーは次の文章が読みたくなるもの。
良いドラマは次の展開が観たくなるもの。
文章も映像も原理原則は同じなのですね。
私が見つけたヒット作の共通点はこれだ!!
(1)想定内と想定外の絶妙なバランス
(2)テンポの良さ
(3)ちょいちょい挟み込まれるスリル
(4)キャラクターの原則
(1)想定内と想定外の絶妙なバランス
想定内の出来事としては、登場人物のキャラが立っていてセリフや行動が予測できるため、思った通りに登場人物が動く痛快さやお決まりのドジや失敗といったベタな展開があり笑いと安心感があります。
一方で、想定外の出来事としては、シナリオにギャップがあり、「あの伏線どう回収するんだろう?」と予測できないところがあるため、緩急のバランスが絶妙な点が共通だと思いました。
構成のギャップの作り方にはこんなものがありました・・・!
*時系列を飛ばす
例)梨泰院クラス 第一話
未来の女主人公の声から始まり、過去の主人公の話へ。全く違う人と時代が出てくるので「どうつながるんだろう?」と不思議に思う。
*物理的な場所を飛ばす
例)愛の不時着 第一話
韓国のビジネスバリバリなセレブ女主人公と北朝鮮で軍事の緊張したシーンに立ち向かう男主人公。時代は同じでも置かれた環境が対極にある二人が「どうつながるんだろう?」と不思議に思う。
*時系列も物理的な場所も飛ばす
例)トッケビ 第一話
現代、高麗時代、1960年代パリ、1998年韓国。今後出てくる登場人物が一気に出てくるので一体何が起きるのかと頭を使う。
(2)テンポの良さ
第一話で今後の伏線になる要素を一気見せするテンポの良さが鍵だと思います。「初回でこんなに濃厚なら次は何を見せてくれるんだろう?」という期待感を抱くことができ、次回以降は伏線が一つずつ回収されていくのを確かめる満足感があるからです。
(3)ちょいちょい挟み込まれるスリル
人生で達成したいことのためには生死を賭ける前提になっているのが共通点です。コメディタッチな作品ですら、2〜3話に1回は事故、銃撃戦、暴行などにより、主人公や近しい人が生死の危険にさらされるスリリングさがあります。
(4)キャラクターの原則
応援したくなる健気な性格や生い立ちの主人公と、スリルや暗い話の合間に笑いをもたらしてくれる憎めない脇役が揃っていることがポイントだと思います。
主人公(男性):長身、イケメン、喧嘩が強い、頭脳明晰、万能、不器用、頑固、誠実、約束を守る、ちょっと天然、純情(童貞)、孤独
ヒロイン:超絶美人という設定ではない、働き者、仕事ができる、破天荒、猪突猛進、反応的、孤独
ライバル:非情、サイコパス、救われない
ボケキャラ:何があっても主人公・ヒロインの味方。お決まりのボケを毎回1度は見せてくれる
その他:メインのキャラクターの誰かは財閥。大抵のことは権力とお金で解決してくれる。メインのキャラクターの誰かが親を早く亡くしているか、継母に育てられている(金持ちの父親の婚外子など)
パターンが決まっていると分かっているのに、見れば見るほど面白いですよねぇ。
更には必ず美味しそうにご飯を食べるシーンが出てくるので、韓国料理も食べたくなるスパイラル…
以前ソウルを訪れたのは7年前。
あの頃は文化も街も何も知らなかったのですが、次に行くときはロケ地や食べ物やファッション等々、見る観点が増えて、相当楽しめそうです。
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