家族公式について その1
家族構成論のベースとなるタイプ分析は「前者後者」「3タイプ」「役割タイプ」「めっちゃ/ふーん」「循環タイプ」の5分野から構成される。
そのうち、「役割タイプ」と「循環タイプ」に家族公式が見られる。
また「前者後者」✖️「3タイプ」✖️「役割タイプ」の掛け合わせにおいて 一世帯で同じ掛け合わせのタイプが出現しないこともわかっている。
家族構成論にとって重要な「家族公式」について 数回に分けて解説していきたい。
●役割タイプの公式
両親のタイプが「姫と女王」「女王と女王」の場合 第一子は必ず「姫タイプ」が生まれる。
両親のタイプが「姫と姫」の場合 第一子は必ず 「女王タイプ」が生まれる。
第二子以降も全体のバランスを考えると 推測しやすくなる。
ラプンツェルタイプは一世帯(両親とその子供)に1人まで。いない世帯もある。(およそ2世帯に一人出現する)
●循環タイプの公式
3名以上いる一世帯の場合
十二単タイプとハイブリッドタイプが一人ずつ出現する。その他は実力派タイプとなる。(十二単タイプが二人以上 ハイブリッドタイプが二人以上出現することはほとんどないが 実力派タイプは二人以上出現し得る)
2名いる一世帯の場合
「十二単タイプ・ハイブリッドタイプ」「十二単タイプ・実力派タイプ」「ハイブリッドタイプ・実力派タイプ」「実力派タイプ・実力派タイプ」のいずれかに当てはまることが多いと考えられる。(例外がないとはまだ言いきれない)
●比率の傾向について
(3名以上の一世帯を中心に考えた場合)
「前者後者」
全員が前者 全員が後者ということはほとんどない
「めっちゃ/ふーん」
全員がめっちゃ 全員がふーんということはほとんどない
「3タイプ」
全員がお花畑 全員がチワワはほとんどない
全員が将軍はあり得る
将軍さん多めだが比較的バランスよく出現する
「役割タイプ」
ラプンツェルは1世帯に2人以上はいない(いない世帯もある)
ラプンツェルは およそ2世帯にひとりの割合で出現すると考えられる
姫:女王(お母ちゃんとラプンツェル)は おおよそ5:5の割合でバランス良く出現すると考えられる
「循環タイプ」
十二単1人 ハイブリッド1人 その他は実力派
世帯の人数が増えるほど実力派の割合が増えると考えられる
役割タイプの公式が示しているのは 舞台上の配役は 常にバランスが取れているという真実である。 「関係性」「コミュニケーション」において 本来の自分の立ち位置や役割と言う場所を生きられていれば 心地よく自然に「与えるー受け取る」「 生み出すー廻すー支える」が成り立つということだ。
循環タイプの公式が示しているのは「お金」や「空気の流れ」「エネルギーの流れ」の循環におけるポジションが そもそもバランスよく配置されているため 自分の本当の願いに従って生きていれば 健全な循環が永遠に拡大し続けるということである。
自分の身近には、同じタイプの人は なかなか現れない。多くの人は「自分と同じ世界を見ている」という前提で 相手の気持ちや行動を想像するから 「勘違い」や「誤解」が生まれて 人間関係の悩みやトラブルに発展していると言えるのであって その勘違いや誤解が「違い」を理解することへと意識が向かうことが出来れば 問題そのものが消えていくのではないだろうかと考える。違いを知ることで悩みや問題は自分の中だけで起こっていたことがわかるだろう。
バランスは取れているが、違いだらけのチームのなかで 様々な感情を味わい つながりや文化を学ぶことで 個人が成長し チームはより良い方向に発展していくのではないだろうか。
次の記事では
●パートナーシップの公式
●家族公式の例外(離婚や再婚があった場合)
●循環タイプ パートナーシップ公式でわかってきていること
を掘り下げていきたい。
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