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noteデビューから半年間で起こったこと
年末だ。
やることがあるようでないようで、いたずらに急かされる時期。
普段よりきちんと過ごさなくては、少し贅沢な食べ物を食べなくては、という圧力をゆるりと感じている。
こんなときこそどっしり構えていたいものだが、なんとまだ仕事が納まっていないので、いま必死で処理っている。
そんな中、現実逃避を兼ねて、この1年のnote活動を振り返ってみたい。
1年、といっても、noteをはじめたのは今年の6月半ばであったから、期間としてはまだ半年だ。
そもそも、どうして急にnoteを書きはじめたのかと言うと、業務上の仮説回収に必要だったからだ。
・SNSマーケティングをする上で、個人のTwitter開設。ツイートに合わせて、長文主張をアーカイブできる機能が欲しかった。
・育児漫画が主体のコノビーにおいて、コラムは当たりにくいとされていたが、そんなことないのではと思った。
たぶん私のnoteデビューに一番驚いたのはコノビーの同僚たちで、ライターでもなんでもなかった私が、いきなり書き出したものだから、マジで?という空気はあった。
web界の素人が、はじめて社外に学びを求めたのが、ここnoteというプラットフォームだったのだ。
noteデビュー、はじめの1ヶ月
何を書いていいかわからずに書いた1本目は、父親の教えに関するエッセイ。
ホントに何を書いていいのやらだったので、コノビーにきて半年目の戸惑いを書いた。
経験もなく手探りの中だったが、1本書いてみて思ったのは、「意外と書けるな」だった。内容の賛否は置いておいて。
そして2本目に初の育児コラム、「イクメン」という言葉がもたらす弊害についてを執筆。
ヤマシタさんにnote公式の#育児まとめマガジンにピックしていただき、マガジンという機能の存在を知る(笑)
この記事はサムネイルにも使用させていただいている、うめさんにも読んでいただくことができ、個人で発信することの意味を感じた1本となる。
そして大きな転機になるのが、3本目のこちらの記事。
なんと有賀さんのnoteやnote編集部のオススメまとめにも取り上げていただき、Twitterでもバズった。
弱小アカウントの発信ながら、続編の記事と合わせて20万PVを越える読者を連れてきてくれた。
この「たべない子」の記事は、私の主張の根源だ。
育児は幸福で楽しい。しかしその一方で、加害者のいないダメージ、みたいなものも頻発していて、親はときに突き刺される。
その細やかな気持ちのささくれや、繰り返していくからこそのしんどさを、世の中が認知することで、救えるものはたくさんある。
「言葉になっていなかったけど、その気持ち、知ってる…!」
迷いも幸福も、悲しさも窮屈さもおかしさも、言語化されていないだけで、誰もが他人事にしないほうがいい現象がある。
ひとつずつ、書いていこう。
そう思えた、1本だった。
ここから週1~3本のnote更新が今日まで継続しており、半年がすぎたいま、記事数は50を越えた。
フォロワーも、Twitterとnote合わせると、なんと1万人を越えていた。
何もないところからはじまったこのアカウントや文章をみつけてくれた方が、確かにいるのだ。
自分の身に起こって嬉しいというよりも、SNSという場の可能性を改めて感じた期間だった。
note歴 2ヶ月~3ヶ月
育児コラムを数本書いているうちに、公式の#育児系記事まとめのピッカーに指名していただき、他の方のnoteを読む機会も増えた。
2ヶ月目からは執筆速度が安定してきて、往復の通勤電車のスマホ操作で1記事完成することが多くなった。
そしてはじめて、育児領域以外の記事がヒットする。
私の記事で最大に読まれた記事である。
社内の人やプライベートな友人からも、FacebookやTwitterでシェアされていて読んだ、いつの間にライターになったのか、と問い合わせを多くもらった。
この記事ではじめて「療育」という機関を知った方、自閉症のお子さんへのイメージが変わった方など、本当に数えきれないご感想と応援を頂戴した。
私は編集者よりも、障害支援員のキャリアが長い。想いも、ある。
なのでこの記事を通して、福祉というジャンルの間口を広げることも、自分の書く理由になるのだろうな、していきたいな、と展望がひらけた。
新しい目標を示してくれた記事になった。
他にもトトロの記事や産後クライシスの記事など、広く拡散された記事がいくつかあり、「コラムでもヒットは呼べる」という確信を得た。
この体験は、編集部会議でコラムの新規連載をしたいという提案を通すことにも役立ち、結果として、noteは本業の幅も広げてくれたのだった。
記事を読んだ他社メディアの方や出版社の方からご連絡をいただくこともでてきて、副業としてライティング活動を始めることにもなった。
note歴 4ヶ月~6ヶ月
4ヶ月目になると、姉妹サイトのcakesで育児ジャンルの連載を、というお話をいただき、11月にデビュー記事が公開になった。
自分の原稿を誰かに「編集される」という経験は、編集者として持っておきたかったし、お声がけいただいたメディアの中でも、cakesの方は特に丁寧で、私のような素人にも敬意を払ってくださっており、挑戦を決意。
私は「連載の1話は絶対に当てなくてはいけない」と思っているので、この1話が無事にヒットラインに乗りホッとした。
こうした「メディアに掲載する気持ち」もライターさんを理解する上で、大切な経験になっている。
noteのコンテストにも、積極的に応募している。
今のところ入選止まりなので、みなさんに応援いただいた分に対して、実力が足りていないことをハッキリ自覚できた。
書き方の基礎みたいなものをちゃんと勉強したことがなかったので、そこに向き合うきっかけにもなり、現在参加させていただいている、ほぼ日の塾も、より貪欲な想いを持てている。
そしてこの半年でみなさんからいただいたサポートや、執筆原稿料で、春には念願だったディズニーリゾートの年間パスポートを購入する。
元々マネタイズなど二の次で書き始めていたが、娘の一番好きな場所に、好きなだけ連れていける権利を得ることは、とても嬉しく誇らしい。
娘がいて、子育てメディアと言う職場があって、はじめて私は育児コラムが書けている。
噛みしめながら、たくさんたくさんパークインしたい。
次の半年、何をしよう
半年前の私が、今のこの状況を聞いても、信じないかもしれない。
学生時代の作文ぶりに長文を書いて、ネットで発表して、仕事の依頼がくるまでになっている。
私は自分に特別な何かがあったとは思わない。
運がよかったのと、メディアのマーケターなので、記事の広げ方を少し知っていただけだ。
なので次の半年間は、書く力はあるのに、届けるところでくすぶっている誰かや、伝えたい思いはあるのに、まだ書けずに悩んでいる誰かに、自分が持っている考え方や技術をシェアすることもできたらいいなと思う。
「書いてみたら案外書けたな」に必要だったあれこれを、言語化してみたい。
ご興味がある方向けに、リアルイベントも企画したい。
こそっとお声がけくださると嬉しいな…!
インタビュー記事や小説にもチャレンジしたい。
本業優先なので、毎日更新とはいかないが、ここからの歩みが誰かにとって「読んでよかったコンテンツ」につながるように、努力する。
そんな時間に、よかったらお付き合いいただきたい。
何もなかった私に、こんな素敵な体験をいくつもさせてくれた、このnoteという場に、心からの感謝を込めて。
みなさま、よいお年を^^
記:瀧波 和賀
1月3日にテレビ放送のある『アナ雪』の育児レビュー記事です^^
#noteでよかったこと #育児 #ライター #SNS #感謝に溢れた半年間
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