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適応障害になって、結局会社は守ってくれないんだなと思った話

私は仕事をしすぎて適応障害になり、2ヶ月休職した。

休職と復職を経て、私は思ったことがある。それは「会社都合で身体を壊しても、会社は守ってくれない」ということ。

ちなみに私はとある会社の正社員で、2ヶ月分の傷病手当は受け取れたし、復職後も残業無しの働き方でやっていけた。

これだけ見ると「守ってくれないどころか、むしろ手厚くサポートしてくれているんじゃない?」と思われる。

確かに働いていなくてもお金はもらえるし、復職後も無理しないように配慮はしてくれた。

でも、適応障害で休職をしなければいけない原因を作ったのはそもそも会社にある。

私が適応障害になったのは、深夜まで残業をしても間に合わないほどの業務をふられたからだ。

詳しいきっかけは以下記事で書いています。

適応障害になった代償は大きい

適応障害になって休職をしてから、この3つを失った。

・お金
・健康的な身体
・キャリア

休職して2ヶ月分の傷病手当をもらったけど、それは基本給の約6割。

そして復職後の給料も、従来もらっていた額より少なかった。私の会社はみなし残業制で、約45時間分の残業代が毎月の給料に入っていたが、復職後は残業NGとなったので、このみなし残業代はもらえなかった。

また、2ヶ月仕事もせずにゆっくり休んだとはいえ、適応障害の後遺症みたいなものはあった。

業務負担は減らしてもらっているけど、休職前の名残りで、よくわからない焦りが出て、中々寝付けないこともある。

そして、極め付けはキャリア。

私の場合は20代で4回転職している(しかも短期離職多め)ため、他の人に比べたら立派なキャリアとは言えないかもしれない。

それで休職経験もあるという負債まであったら、今後転職活動をする際の足枷となる可能性が高い。

「そういうもんだよ」と考えれば終わる

休職したての頃は「収入も減るし体も崩したし今後のキャリアに傷ついたけど、他の人もそうなんだからしょうがないよね」で終わっていたけど、それでは終わりたくない。

同じような状況で休職をした経験がある人は多くいて、私と同様に色々な負担を乗り越えながら生活している。

でも、その状況が当たり前だと思いたくない。

本人は何も悪いことしていないのに、なぜ理不尽な負担を背負わなくてはいけないのか‥‥

仕事量が多いのは自分のせいじゃない

私の中で一番納得いかなかったことは、「あなたならできると思うから、仕事をいっぱいふるんだよ」というこじつけ。

偏りなく色々な人に仕事をお願いできないのは、自分じゃなくて組織の問題。

なのにも関わらず、「あなたならきっとできるから」「この経験が今後の成長につながるから」と何かしらの理由をつけて多大な量の仕事を押し付けるのは、虫が良すぎる気がする。

「本当に申し訳ない!でも今本当に人手が足りなくてお願いしたい!」という潔い頼み方だったらまだ良いのかも‥‥

人類、もっとわがままにいってもいいんじゃないか

給料をもらっている分は働く必要はあるけど、だからと言って過度な業務量やストレスを背負う必要はないと思う。

「自分の目標のためには今の業務量は必要!」と言う自分自身納得できる形であれば全然問題ないけど、中には一方的な会社都合で大きい負担を背負わされている人もいることは、会社側も配慮してほしい。

「生きる上で必要な負担の上限を大きく超えています!」と言えるぐらい、会社に自由に訴えられる世の中であってほしい。


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