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ビジネス書と小説の読み方〜同じ読み方、魅力半減〜
私の自己紹介に、「本が好き」と散々書いてるくせに、まだ本について2回しか投稿していないふみです。
このままだと詐欺罪が成立してしまいそうなので、そろそろ本のこと書いていきます。
わたしが人に教えられるのは、金輪際読書くらいなので、読書関係でいうと…今回は…..
「小説とビジネス書の読み方」
わたし、前に読書関係の本を読み漁ったことがありました。
で、そのときに「小説の読み方は書いてない!」って気づいたんです。
全部、速読とか、目次読みとか、メモの取り方とか、色々書いてるけど、違う。小説はそんなことしちゃいかん。
わたしは、小説もビジネス書も読む、ハイブリッドブックウォームなので、これならアドバイスできる….はず…
最初に結論、書いっちゃいますね。
そうした方が理解しやすいと信じてる。
・小説とビジネス書の読み方はちがぁぁあう!
・小説は、一字一句を噛みしめる
・ビジネス書は、理解力で分解する
・ビジネス書の読み方で、小説を読むとクッソつまんなくなる
・小説は想像力が命
・小説が読めない!って人は、ビジネス書の読み方かも
1.ビジネス書と小説は、読み方もぜんぶちがう
もう、最初っから口うるさく言わせていただいてるけど、小説とビジネス書は別。内容も、作られ方も、著者の気持ちも。全部。
全部ってことは当然、読み方も入ってます。
小説とビジネス書の読み方は別です。
だから、同じ読み方で読んでると、得られるものが少なくなったり、感動が薄れたりしちゃいます。それじゃあ、読んでる意味がない。
でもって、「本の読み方」とかで探した本には、
「速読で時短」
「ざっくり読むで全体を」
「目次読みでターゲット」
「インタビュー読みで理解を」
「回数繰り返して記憶」
「解消すべき問題を把握」
とか書いてる。
違う!!!
それは!ビジネス書!
全部の本にはぁぁあ、当てはまらんッッ!!
このままでは、「小説の読み方難民」が続出してしまう…
ビジネス書ばっか読み方伝えてるから、小説離れが起きて…感性が育たなくなってぇぇぇえぁあああ!!
そんな未来は、わたしが止める!
まず、大切なのが、本を読むのがどこかってこと。
どこで本を読むのか。
それによって、受け取り方も、読解も、感動も変わってきます。
まず、ビジネス書は「理解力」で読むものです。
ビジネス書は、理解できないと意味がなく、スキルや知識を手に入れるために読みます。
なので、文章の中から、自分が必要な武器を選定し、もらっていく必要があります。
武器、っていうよりは、その設計図が近いかもしれません。
なので、ビジネス書は理解することに力をいれるため、「理解力」で読みます。
それに対し、小説は、「想像力」で読むものです。
なぜなら、小説が与えてくれるのは、感情の揺れ動きです。
文章が作り出す世界に、入り込む必要があります。
そのため、文章から世界を想像しながら読むので、「想像力」で読みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730973795-T0V8icmNv9YdIjZhrQobPEaR.png?width=1200)
次にそれぞれを、深掘りするので、一旦まとめ。
1.ビジネス書と小説は、読み方もぜんぶちがう
2.ビジネス書は、理解力で読む
3.小説は、想像力で読む
2.ビジネス書は、理解力で読む
かたっくるしい感じで書かせていただいてたので、一旦タメ口。
わたしも好きじゃないんだよねぇ。あれ。
でも、敬語は整理しやすいし、堅苦しいから、理解はしやすいんだよね。
だから、ササッと済ませたいところは、敬語を使ってる。
てか、この敬語も、ビジネス書の「理解しやすいように」のテクニック。
他の小説、エッセイでは、タメ口がほとんどだけど、日本のビジネス書は敬語が多い….と思ってる。
まちがってたらごめんちゃい。
これなんでかな?っていうと、ビジネス書は「|わたし《著者》と|あなた《読者》」って関係だからだと思う。
わたしとあなたは別人で、あなたに足りないものを差し上げますよってスタンスで書かれてれているから、他人行儀な敬語。
あと、敬語は自由度が低いから、内容の理解がしやすい。
単純だもん。
シンプルだもん。
受け取り方一つしかないもん。
誤解なんて生まれないや。
だって、さっきの「ごめんちゃい」なんて、ふざけてんのか謝ってんのかわかんない。
でも、「本当に申し訳ございませんでした」なら、謝る一択。
「あなたとわたしを分ける」&「語弊が生みにくい」って理由で敬語を使ってるんだと思う。
ビジネス書にピッタリだ。
この話は、小説のときに出てくるから、一旦保留して「理解力で読む」について話に移ろう。
これまでさんざん聞いていただいた通り、ビジネス書は理解力が大切。
東大独学とかにでてきた、本を魚に例えるのがわかりやすい。
魚には、皮と肉と骨がある。
あたりまえたいそう。
これを本に当てはめると….
魚=本
皮=例(たとえば)
肉=根拠(なぜなら)
骨=主張(つまり)
![](https://assets.st-note.com/img/1730971291-qZSbzjtHBK9dDwhsIOvMJEQ7.png?width=1200)
で、「肉を切らせて骨を断つ」って言葉もある通り、大切なのは「主張」。
主張には、「一冊を通して話してること」「章を通して話してること」がだいたいある。
この骨に、近づくことがビジネス書のゴール。
これを見つけれれば、「読めた」になる。
でも、肉を切りわけるのは、なにを使うの?
やっとお出ましだ。「理解力」
理解力、骨までたどり着く。言うならば、包丁。
そして、これまで出てきた、「速読」「目次読み」とかは、切り方とか包丁の種類でしかない。
出刃包丁、刺身包丁、三枚おろし、二枚おろし。
いろいろあるけど、大切なのは、
魚=本
皮=例(たとえば)
肉=根拠(なぜなら)
骨=主張(つまり)
と、
理解力=包丁
を知っておくこと。
![](https://assets.st-note.com/img/1730971218-kgY35KV2x4ldf981SUWOFz7C.png?width=1200)
「速読」は、できるだけ早く骨を取り出す方法。
「目次読み」は、目的の骨と肉だけ取り出す方法。
「速読どうすんねん!」とかは、今日は書けない。
ごめん。
ちょっと趣旨がズレちゃうし、長くなる。
とりあえず、2のまとめをします。
1.本 is 魚
2.魚=本 皮=例 肉=根拠 骨=主張
3.理解力は、包丁
3.小説は、想像力で読む
小説では、文章から景色や感情を感じて、それを楽しむのが醍醐味。
殺人ミステリーからは、恐怖を。
青春小説からは、爽快感と思い出を。
恋愛小説からは、恋と心を。
記憶や感情といった、物質ではないものを受け取ります。
その時に、必要になってくるのが「想像力」
人物の心情を、想像することで、この世に存在しないはずの人間から、感情を受け取ります。
想像するってよりも、「なりきる」のほうがいいかも。
文章中にいるどこかの誰かに、それこそ現実世界にすら存在しない彼の心情を「察しろ」と言われてもムリ。
国語の問題みたいになっちゃいます。
なので、登場人物の情景を想像して、そこに落としこまれる感じで読むのが、私流の小説の読み方です。
なりきることで、自分と登場人物が同じになるので、心を感じやすくなります。
エッセイや小説が、敬語ではなくタメ口で書かれているのは、「私」と「登場人物」の境界線を減らすためなんじゃないかな?と思っています。
タメ口なら、自分の心と勘違いすることができます。
それこそ「つながり」ですよね。
自分と他の区切りを曖昧にする技術です。
ビジネス書と圧倒的に違うのが、受け取るもの。
耳にたこができちゃうくらい言ってますが、小説は「心」を受け取ります。
それに対し、ビジネス書では「情報」を受け取ります。
「小説も文章っていう情報をうけとってるじゃん」
と思った方。
正解。
これ以上ないくらい正解です。
ですが、受け取るのは「心」です。
小説は「情報を加工」します。
作者が伝えてくれる「情報」から、登場人物たちの「心」へと変えます。
心に変える道具が「想像力」というわけですね。
道具は使えば使うほど、慣れてきてうまくなってくるので、小説も読むほどに面白くなってきます。
「ビジネス書は読めるけど、小説はムリなんだよなぁ」
そんな方は、ビジネス書の読み方をしてます。
ビジネス書は、「情報を理解する」という読み方です。
なので、たてに並べるとこんな感じ。
「情報」
⇓
理解する
⇓
「主張(まとめ)」
ですが、小説は、もう一個進まなければなりません。
「情報」
⇓
理解する
⇓
「主張(まとめ)」
⇓
想像する(new)
⇓
「心情、風景」(new)
想像するという工程が必要になります。
じゃないと、景色も心も見えません。
![](https://assets.st-note.com/img/1730973012-ouSOzV0fYKlM8dZ79mATtBvR.png?width=1200)
クッソつまんないただの情報です。
ですが、そこからひと工夫。
情報から想像することで、現実ではあり得ないような景色を見ることができたり、いつ殺されるかわからないドキドキ感とシンクロできます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730979483-R497U5NtzCqpOyDZiPb6So1E.png?width=1200)
一応言っておくと、クッソ楽しい。
まじでバチくそに楽しい。
だってさ、あなた魔法使えます?
ハリーポッター読んだら使えるんですよ?
やばくないですか?意味わからないですよね。だって、この世に存在しないし、見たこともないし、現実ではあり得ない「ハリー」になれるんですよ?
もう…ファンタスティックすぎます。
ちょっと、話がそれにそれましたが、
「ビジネス書は読めるけど、小説はムリなんだよなぁ」
の原因は、「想像するっていう手順がないから」です。
想像力を使う機会が少なくなってるということなので、
「想像する」ってのがしんどい行動に
なってしまっているのでしょう。
いい機会です。
想像力を鍛えましょう。
楽しみましょ。最高の筋トレですよ。
というわけで、3のまとめをしていこうと思います。
1.小説からもらえるのは情報だけ
2.情報を、想像力で、景色にする
3.想像力が大切
4.小説が読めない….って人は、「想像する」を飛ばしてる可能性アリ
まとめ
というわけで今回は、ビジネス書と小説の読み方の違いについて解説していきました。
これ、間違えてると魅力が半減以下します。
ビジネス書は、要点をとらえらないし、
小説は、ドキドキもワクワクもしない。
ドキドキワクワクしない小説はただの文字。羊に食わせとけ。そっちのほうが有用。
まぢで注意⚠️⚠️
なんかイラストだと覚えやすいらしい(アウトプット大全より)ので、最後に今回使ったイラストを載せときます。
これさえ覚えときゃ大丈夫。
![](https://assets.st-note.com/img/1730971218-kgY35KV2x4ldf981SUWOFz7C.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1730979483-R497U5NtzCqpOyDZiPb6So1E.png?width=1200)
でもこの画像は、魚で言う骨です。
なので、説明できるぐらいにちょっと理由を思い出せれば100点です。
今回の知識を活かして、もっと楽しいBOOKLIFEを過ごしましょう!
BOOKLIFEを謳歌する友よ。
今後も本関係をバシバシ書いていきたいと思うのでお楽しみに〜!
書いたらここ乗せときます。
本完全攻略マニュアル
1▶
1 ビジネス書と小説の読み方〜同じ読み方、魅力半減〜
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