人と文化、人と人との拠点作りの取り組み
新型コロナウイルスは、人間社会の最も重要な部分「人と人とのつながり」をスポイルし続けています。「密接に会ってはいけない」「近づいて対面で会話してはいけない」「大勢で集まってはいけない」。はてには音楽ライブや映画館も槍玉に挙げられ、監視社会の様相を呈し始めました。監視のみならず他人への攻撃も。これでは感染しなくてもウイルスに負けてしまっている状況です。
人間社会は人とのコミュニケーションによって成り立っています。友人関係ばかりじゃなく、生活インフラも、情報も。それが断絶された時、この社会はどうなってしまうのでしょうか。最前線の行政も、医療従事者も、生活インフラや情報を担っている方々も、それと必死で戦ってくれています。今このタイミングで、書店や映画上映館やカフェを始めるということがどれほどのリスクを伴うことなのか、もちろん考えなくはありません。しかし今だからこそ、そういう人間社会のシナプスの繋がりを途絶えさせるわけにはいかないと考えています。
「花巻のまちに書店を、映画上映館を」という目標で、クラウドファンディングを始めて1週間。思ってもみなかった方々など、たくさんの応援をいただいています。・・・が、まだまだ目標は遠く。
おそらくリターンが遠隔地の方々にはあまりメリットが無いからなのかもと思ったりもしていますが、花巻に来ていただきたい、人と人とのつながりを持っていただきたい、との意図により、あえてそういう形にさせていただいた形だったので、
それは仕方なく思っています。
何しろ目的は「花巻のまち」に文化の彩りを加えることはもちろん、中小出版社や著者たち、独立系映画人たちへの支援にも繋がる取り組みなので。
棚貸しによる古本販売は、お送りいただいた本を並べたり、売り上げを振り込んだりもできますので、遠隔地の方にもご利用いただけると考えています。
meinn宿泊券やドリンク券は、花巻を訪れたときはもちろん、どなたかへのギフトにお使いいただいてもOKです。使用期限を設けていないので、「いつかのため」でも大丈夫です(私が生きているうちにお願いします 笑)。
あと1ヶ月、ぜひご協力をよろしくお願い申し上げます。
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