下町そぞろめぐり2024＃6WAKAN CAFE無花果
WAKAN CAFE 無花果(いちじく)は、和漢の教えをもとに考案した薬膳カレーやタコライスなどのお食事、デザートやコーヒーなどの飲み物を提供する蔵前のカフェレストランです。
「おいしくて、体に良い食事を通して心身共にリフレッシュいただきたい」思いから、はじめは東日本橋に、2021年に蔵前へ移転し、お店を始めました。
無花果の森をイメージした店内
店名の無花果（いちじく）は、不老不死の果物と呼ばれています。「食を通じてお客様の健康をサポートできたら」との思いから、この屋号はつけられています。
国際通り沿いにあるお店の中に入ると、そこは「無花果の森」のような空間。
木目調のテーブル、イス、棚に囲まれており、落ち着きがあります。 昼間は日の光が開放的な窓に差し込みとても明るく、夕方になると優しいライティングが家具を優しく照らし、居心地の良い空間で、お食事を楽しめます。
薬膳のカレーで体調面をサポート
無花果の提供する薬膳カレーは、薬効のあるスパイスや生薬を調合し、その力を借りて、日頃、忙しく過ごしているお客様の体調管理をサポートするカレーです。季節の野菜をふんだんに使ったメニューをご紹介します。
＜薬膳ポークカレー＞
ゴロっとした豚肉が食べ応えのある夏限定のカレーです。豚肉はビタミンB１が豊富で、食材に使用されている玉ねぎとの相乗効果で、疲労回復が期待できますね。
＜薬膳ナスとトマトのキーマカレー＞
こちらもおススメの薬膳カレーです。取材当時、梅雨時で湿度が高く体調不良気味でしたが、一口食べたら体の芯が温まりはじめ、発汗を促しました。 ナスやトマトは体のこもった熱を発散し、利尿作用効果で、むくみやのぼせを解消してくれるのを期待する夏の食材ですが、季節毎に旬の食材が変わるので、一年を通していろいろなおいしさを楽しめるのも良いですね。
【例】春は「春きゃべつと桜エビ」、夏は「なすとトマトの夏野菜」、秋は「キノコ」そして冬は「ほうれん草」などです。
そのほか、野菜たっぷりのタコライスも人気です。
こだわりの食材
無花果はもともとグルテンフリーメインのメニュー構成です。特別栽培や有機栽培による農産物（お米やレタスなどの野菜）を使用してカレーやタコライス、デザート等を提供しています。
特にお米はこだわりがあります。この秋の新米から西会津の竹酢米が登場いたしました。
竹酢米というのは、有機肥料を使用・栽培し、名峰飯豊山のミネラルたっぷりな水で育てられた減農薬のお米です。竹炭を焼く際にでる煙を冷却して取り出した竹のエキスを竹酢液と呼んでおります。殺菌・殺虫効果があるこの竹酢液を散布して丁寧に育てている、味わいのあるお米です。
薬膳カレーとともにぜひ、ご飯もゆっくり味わってみてください。
色々なSDGｓの取り組み
特別栽培や有機栽培の農産物を使っている他に、規格外のにんじんやレタスなどを仕入れて、野菜が無駄にならないようにしています。2024年からはコーヒーのカスを再利用し、アップサイクルの取り組みに参加しています（KURAMAEモデル）。また、商店街の「ガラポン」イベントやマルシェにも積極的に参加し、地域社会の発展に貢献を心がけています。
少し視点が変わりますが、無花果の店長は、保護猫を支援する団体「あまみのねこひっこし応援団」の取り組みに賛同し、2023年から参加しております。
とあるＴＶ番組で、「奄美大島で捕獲された野生猫」の特集を視聴したことをきっかけに、「自分でも何かできる事はないか」と、すぐに行動に移しました。社会課題解決に取り組む支援団体に応援参加し、一時的にあまみの猫を自宅で預かって保護・譲渡できるようにしたり、お店のイベントの一つとして、店舗内で奄美のノネコのパネル展を企画開催しています。
今後に向けて
季節の変化を大事しながら新しいことに取り組んでいきます。夏は朝早めの時間帯から営業の変更を試みたり、訪日観光客にも利用しやすいメニューを取り入れています。 最近は外国人観光客も増えている事から、ヴィーガン対応のメニューを提供しており、とても好評です。
秋から冬にかけての寒い季節にはキノコポタージュカレーがおすすめです。
今後も季節に合わせた食材を使った薬膳カレーなど、心身ともに健康を意識したお食事を開発し、提供を予定しております。
「食事から健康を作る」を大切にしている無花果で、薬膳カレーやお飲み物を楽しんで頂けたらと思います。
SDGs宣言書
さまざまな活動の中から経済、環境、社会の3則面からの取組みをWakan Cafe無花果のSDGs宣言書として表明いただき、SDGs経営支援チームTOKYOの中小企業診断士が内容を確認いたしました。
和漢 Deli無花果(@wakandeli1149) • Instagram写真と動画