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サードウェーブコーヒーとの出会い

 僕がサードウェーブコーヒーとはじめて出会ったのが2013年。サンフランシスコを訪れた時に現地の友人にフェリーターミナルのBlueBottle coffeeに連れて行ってもらった時だ。その友人から名だたるIT企業も出資していて注目を集めていると聞かされへぇ〜と思った事が記憶に残っている。折角だからコーヒー豆買って帰った方がいいよCoolだよって勧められて2袋(400g)を買って帰った。その時はサードウェーブに適したドリップの技術もなく美味しく淹れることができずに、なんだこんなものかと思い興味は薄れて行った。

 それからサンフランシスコを訪ねることが多くなりBlueBottle coffeeを飲む機会が増えた。だんだんわかってきたのは初めはラテを勧められて飲んでいたのだけどドリップコーヒーを飲むようになって、ん?なんかこれ良いかもってなって来た。セカンドウェーブのコーヒーは3日も飲み続けると胃が痛くなってくるんだけどこのコーヒーなら毎日飲み続けてももたれることもないことに気づいた。コーヒーの産地によっては酸味が強かったり、芳香な香りのするものがあることもわかっるようになった。生産のプロセスに違いがあることやフェアトレードやサスティナブルな取り組みがされていることも知りますます興味が湧いてきた。

 なにかサードウェーブとの出会いは必然だったような気がする、もしくは頭では気づいていなかったが身体が欲していたのかもしれない。自分で言うのもなんだが見かけと違って繊細で責任感が強くストレスフルな毎日を過ごして来たのでどこか壊れかけていたのかも知れない。何故かアスリートにサードウェーブを進めるとハマってしまうのもなにか関係があるのかも知れない。

 それはサードウェーブのコーヒーがもつ抗酸化作用を身体が欲し動物としての感がコーヒーに導いてくれたのではないかと思っている。サードウェーブとの出会いがなければ今の自分はもっと違ったモノだったかも知れないとまで考えていて、カフェインによる覚醒と集中力の向上やポリフェノールによってメンタルが守られたおかげなのだと。

 最後に、家でも美味しいコーヒーを淹れられるようになりたくていろんなショップに足を運び教えを乞い、ようやく納得できる美味しいコーヒーを淹れられるようにようになった。コーヒーは私にとってはなくてはならない人生の友なのだ。


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