本の紹介『私はこうして勉強にハマった』
書籍情報
ビリギャル本人さやか『私はこうして勉強にハマった」2024年7月15日
サンクチュアリ出版
選書理由
私がこの本を読むことになったきっかけは、音声プラットフォーム「voicy」でした。
いつも聴いている伊藤羊一さんの放送に、対談ゲストとして出演していた小林さやかさん。
「ビリギャル」の映画は観たことあるけれど、本人の声やおしゃべりを聴いたのは初めてでした。
お話の内容が教育についてだったり、海外からみた日本ってすごくユニークな国なんだなーと、じつにおもしろかった。それがきっかけで小林さやかさんの情報をチェックすると、2024年7月に勉強についての本を出版されていることを知りました。
すぐに書店でゲットし、読んでみた。内容は中高生でも読みやすい文章で、お子さんがいる保護者世代におすすめな内容でした。
私がおすすめなポイント3選
1:モチベーション編:大、中、小の目標を決めよう
大目標は人生のビジョン、中目標はビジョンを叶えるためのミッション、小目標はミッションを達成するための行動戦略である。という話。
この3段階の目標はそれぞれが連動していて、「自分だけの価値ある目標設定」であることが望ましい。
こうして目標を細分化することで、やるべきことや優先順位がわかりやすくなる。さらに計画の進捗状況も把握できます。
漠然と目標を掲げるだけじゃなくて、計画的・具体的な目標設定をしましょう!ということですね。
2:モチベーション編「自己肯定感」ではなく「自己効力感」を育てよう
日本人が提供するモノやサービスは質が高いらしい。海外に出るとそれがよくわかるそうです。
一方で日本人は自己肯定感が低く、自信がない人が多い。そしてそのことに悩んでいる人も多い。
日本には文化的に謙虚さや協調性を重んじる傾向が強い。こうした環境はかんたんには変わらないし、自分で自己肯定感を高めることはなかなか難しい。それだけ深く根強い観念となっているのです。
でも大丈夫!もうひとつの自信である「自己効力感」は自分で育てることができるのです。最も自己効力感を高める方法が、小さな成功体験を積み重ねるという方法。そうすることによってあるタスクを前にしたとき、「私、これできるかも」という期待値を高くもてるのです。
期待値が高ければ、「タスクを達成する努力をする」という選択をしやすくなるのです。「こりゃ無理だ!」と感じれば行動は変わりません。
マインドセットって大事なんですね〜。
3:これから受験をするあなたへ
私がこの本で一番心に残った言葉をご紹介します。
子どもにはそれぞれの個性と才能があり、それを伸ばせるかどうかは親の声掛けしだい。それだけ影響力が大きいのですね。
「他人と比較せず、失敗は必要なステップである」と書かれています。
まとめ
戦略編や実践編では、具体的な勉強法が紹介されていて、受験生に参考にしてほしい内容となっています。普段の勉強にも役に立ちますし、大人の学び直し(リスキリング)にも活用できます。
この本をよんで学んだことを、子どもの教育だったり、自分の学びに活かしていきたいと思います。なにより勉強に取り組むモチベーションが高まりました。
うちの娘たちにも難しすぎる目標じゃなくて、まずはちょっと頑張ればクリアできそうな目標を立てるようにアドバイスしてみました。
じっさい、三女の数学勉強では、わりと簡単な問題から解くようにして、今はヒントがあればなんとか解ける問題に挑戦しています。
こうした小さな成功体験でモチベーションを保つようにしています。
本書は勉強に取り組む親子に対しておすすめな一冊です。
最後まで読んでいただきありがとうございます☆
ではまた♪