ひとつ
ぴったりと
あなたに
くっついて
ひとつの
いのちになる
包まれて
安心で
とおくから
音楽が聞こえる
まだ
言葉もない
意識のまどろみの中
お腹にいたのは
きっと
こんな感じだ
退屈になると
ふと何かが足りない
そんな氣がしてしまうのは
生まれてくる時
ひとりになるからだ
ずっと
大きなものと
一体で
こんなに
小さな体で
一人なんて
慣れてない
本当は
得意じゃない
あなたも
わたしも
生きている限り
きっと
この不足に
慣れることはない
生きていくって
たぶん
そういうことだ
⭐︎
そんなイメージが生まれた夏の夜。
退屈を埋めてくれたのは原田知世さんの「ルール・ブルー」。
歳を重ねた彼女の声は、透明でやさしい。
自然体の美しさが、なんとも心地いい。
⭐︎
思いつきで言葉を拾い始めた。
案外形になるなって夢中になったら、「ルール・ブルー」とひとつになっていた。
目頭が熱くなった。
退屈を感じていた夜が、青く輝いた。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖 スキやサポートにも心より感謝申し上げます。 ぜひ、また遊びに来てくださいね🦋✨