超初心者の僕が、ソロキャンプデビューするまで ①
僕は子どものころからいろいろな本を夢中になって読んでいたけれど、なかでもロビンソン・クルーソーをはじめとする冒険記や、椎名誠の怪しい探検隊、沢木耕太郎の旅行記などは大好物だった。
必要最低限のミニマムな道具だけでたくましく生きていく登場人物たちの姿にロマンを感じていたんだろうと思う。
いや、違うかな。
もしかすると、厳しい家庭で育った僕は、誰の力も頼らずに自由に生きることへの憧れがあったのかもしれない。
だから、小・中学生のころは、小刀と鉈(なた)と釣竿とおにぎりだけを