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ちょっと休憩①(青春漫画抄・番外編)


《 想い出・日記 》①


*《 蜂にモテる話 》

最近、テレビでよく「スズメバチ」の特集をやるが
映像でも見たことがないレベルの(ほぼ球体で)
ギネスサイズの巨大な巣に遭遇したことがある。

小学四年・・・
山にあった大きな苺畑の脇の林にそれがあって
悪ガキの誰かが投石し、大群に襲われた!!

必死になって逃げたが・・・
逃げる私の頭頂部でグリグリッ・・・☆ と、
ドリルがねじ込まれる感触は 心象に刻まれた。


*同じ頃の山の斜面の獣道で
ジガバチ(スズメバチの一種)」の巣を踏んだ☆

体中にまとわる蜂を振り払いながら山を駆け下りたが・・・
17箇所を刺されていた。

私は蜂にも・・・モテる!(違!)


*《梨泥棒》

子供の頃の日常に「梨泥棒」があったが(違!)
恐怖体験だったのは・・・
死神の持つような大鎌をかかえたお爺さん
追いかけられた事である。(完)


*《 桑の実の悲劇 》

唐突だが、
あなたは「カメムシ」を口に入れた事があるだろうか?
私にはあるのである!(自慢?違!)

中学生の頃、
山にあった食べ頃の実を付けた桑の樹を発見!
紫色のブツブツのある実(つぶ)を摘んで
食べたら超美味!!「甘い!」

食べ始めたら止まらない・・・☆
私の両手は光速で交互していた。
・・・が、突然の違和感?!
その刹那、私の口の中で何かが炸裂した!!

何かを吐き出したが時すでに遅し・・・
何かは「カメムシ」であり、そいつは私の
口内で毒液を噴射したのである。

爆撃された私の口内は痺れ・・・
何を口にしても味覚を感じない日が三日間 続いた。

美味い話には毒がある!(正!)


*《 蜘蛛の巣 》


あなたは「蜘蛛の巣」をキタナイとお思いだろうか?
私にはその蜘蛛の巣が、
この世のものとは思えないほど美しいと感じた事がある。

小学生の頃、私はぼんやりと窓の外を見ていた。
そこに・・・樹の枝と枝を結ぶように糸を紡ぎ始めた
鬼蜘蛛くらいの大きさの蜘蛛がいた。

その様子が面白くてずっと観察していたのだが・・・

実に見事に計算された放射状の形が出来上がるにつけ、
私はすでにその蜘蛛様を尊敬していた。

途中、小雨となったが作業は続き・・・

☆☆☆

雨上がりの翌日の朝、
私はそこで神の造形と対面したのである。

朝の微かな陽の光を受け
細かな水滴を巨大な全身に纏って輝く美しさに
言葉さえ失って呆然と観ていた・・・!!

私には
神の造った曼荼羅図」のように心に焼き付いている。


 ( 想い出・日記 ② につづく )



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