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樹木が好きである。 しょっちゅう、木を見ている。 樹木には、大別すると、冬になると葉の色を変え落とす「落葉樹」と、一年中緑の葉をつけている「常緑樹」とある。どちらも味わい深く、甲乙つけがたいが、どちらかといえば落葉樹が好きである。 ある日、子どもに「おとうさん、なんで葉っぱは落ちちゃうの?」と聞かれた。私は子どもからなにか聞かれたら、基本的には真剣にこたえる。しばし考えてこうこたえた。 「えーっとね、葉っぱには二つの大切な役割があるんだけど、ひとつは光から栄養をつくるこ
“まのいいりょうし”を屋号に掲げる私たちは 常々”まのいい暮らし”について考えている。 私が「結(ゆい)」という言葉を知ったのは、TVドラマ”北の国から”のワンシーンだった。 結とは、農村や集落に古くからある助け合いの輪で、例えば 家を建てたり、田植えや稲刈りといった作業を、お互い様で働きを協力し共有し合うこと。ドラマの中で五郎さんは「手間返し」と言っており、「漁村では『もやい』と言い、内地では『結』と呼ぶ。まだここらには残っとるんですなあ。」というトドのしみじみした