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ハムストリングの肉離れ

幸手市にある「風ある林整骨院」です。これまで実際にあった症例と、施術/施術後の様子などを書いています。

今回は、60代前半の男性(体育教師)の方の ”ハムストリング(太もも)の肉離れ” の症例です。

・来院時の状況:1週間前のテニスの試合にて、開始早々に左太もものハムストリングを痛めた。あまりの痛さで、そのまま身動きが取れなくなり、整形外科へ。
診断は、ゴルフボール大の筋挫傷(肉離れ)。1日3回の痛み止めを処方され、患部はテーピングで固定。
痛み止めを服用しているが、歩く / 座る / 立つ などの日常生活で痛みが治まらない

・本人の要望:痛みを緩和させて、来週予定しているゴルフに参加したい。

・問診/検査時の初見:肉離れした部位の断裂した筋線維や毛細血管の代謝が落ちていると考えられる。痛みのあるハムストリングをかばって関連する他の筋肉も緊張してしまっていて可動域が狭い。

・施術 ( 初回 ):うつ伏せで左大腿を上に引き上げ、肉離れした周辺を緩ませてマッサージし、代謝を上げる。テーピングとサポーターで固定する。

・施術 ( 2回目以降 ):初回の施術後から痛み止めが要らなくなったとのことなので、次の段階へ。ハムストリングをマッサージして緩めた後、拮抗筋(患部と反対の動きをする筋肉)を調整する。
その後、さらに症状が緩和されてきたところで、運動療法を取り入れる。立位で患部と大腿の外側を押さえて支え、ゆっくりと屈伸をしてもらう。可動域が改善。テーピングとサポーターの固定は継続。

・施術後の様子:無事、ゴルフに参加できた。痛みもなく、リラックスしてプレーできてスコアが良かった。とご報告いただいた。


今回の症例のポイントは、” 試合開始直後の肉離れ ”です。

仕事もプライベートも運動をされている方ですが、今回のように試合開始直後に受傷された状況から、準備運動の不足が考えられます。
そのときの体調や、季節や気温にも影響を受ける筋肉。肉離れは、急な運動による収縮で筋肉が引っ張られ、部分的に損傷が起きることをいいます。
いつもと同じようでも、運動前はしっかりと準備運動をして、筋肉を温めてから行いましょう。

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