『責任』

直感

9月7日は旅に出るつもりでした。というのも、本田健さんがYouTubeで「たまには旅行に行ってリフレッシュするのが良いですよ」と言っていたからです。悩んでいる時や迷っている時、健さんの言葉が僕にヒントを与えてくれます。

しかし、出発の数日前に、本田健さんのセミナーに4人のキャンセルが出たとの知らせが届き、旅に出るかセミナーに参加するかで迷ってしまいました。実は、3月に行われた本田健さんのセミナーにも参加したのですが、緊張して会場の雰囲気に圧倒され、健さんに質問することも、誰かと昼食を共にすることもできなかったのです。そのため、9月7日のセミナーに参加してもあまり得られるものはないかもしれないと躊躇していました。

一方で、やはりセミナーに参加するべきだという気持ちもあったので、「落選したら旅行に行こう」と思いながら申し込んだところ、運良く当選しました。チケット代を支払った時点で、もう後には引けないという気持ちになりました。。せっかく健さんに会えるのだから、今度こそ何か質問をしようと決めました。

チャンスが突然訪れた

９月８日の朝、健さんに何を質問するか決めかねていましたが、心の中は不思議とワクワクしていました。今回も３月と同じ会場だったので、迷うことなく到着し、できるだけ前の席に座ることにしました。大勢の人が集まる場所で話を聞くときは、その人に近づくように心がけています。距離が近いほど、受け取るエネルギーが大きいからです。

セミナーが始まっても質問の内容が決まりませんでしたが、前回の３月のセミナーと同様、質問の時間はセミナーの最後だろうと予想し、自分の質問をじっくり考えるつもりでした。しかし、予想外に早く質問の機会が訪れ、まだ内容がまとまっていなかった私は焦ってしまいました。後になるほど質問者が増えると思っていたので、最初に質問するのが良いと考えていたからです。記憶が曖昧ですが、最初に質問したのは私の席の斜め左前に座っていた女性で、二番目に質問を終えた男性の後、私は思い切って手を挙げました。

緊張で健さんを直視するのがやっとでした。「耕作放棄地を減らすために、健さんならどうしますか？」と質問しました。健さんは「僕なら農地を集めて、農業に興味がある人に地元の農家さんに教えてもらうようにするかな。」と答えてくれました。健さんの考えと私の考えには共通点が多く、少し安心しました。そして健さんは、「この会場に農家の後継者問題に興味がある人はいますか？」と呼びかけ、会場を見渡すように促してくれました。

周りを恐る恐る見渡すと、十数人が手を挙げてくれと記憶しています。その瞬間、安心感が広がり、急に恥ずかしくなって座ろうとしたのですが、健さんが「質問だけで終わらせず、会場の皆さんに声をかけて一緒に昼食を楽しんでください」と助言してくれました。そこで、最後の勇気を振り絞り、「一緒に昼食を食べませんか！」と会場の皆さんに呼びかけました。

健さんのアドバイスには感謝していましたが、正直なところ、まだ不安が残っていて、結局誰にも声をかけられないかもしれないと思っていました。ところが、お昼休みになり、隣に座っていた女性と二人で昼食に行こうと話していると、なんと4人が僕のところに来てくれたのです。驚きました。まさか4人も来てくれるなんて、信じられませんでした。

発信する勇気

僕は初対面の人と話すのが苦手で、3月のセミナーでは一人で昼食を食べました。でも、今回は違ったのです。初めて会う人たちと楽しく会話できたのが不思議でした。僕を訪ねてくれた人達は、農業とは直接関係の無い人たちでしたが、農業に興味を持ってくれていました。正直、あの場で農業に興味を持つ人は少ないだろうと思っていたのですが、それは自分の一人よがりでした。目的地に早く着きたいなら、「私は〇〇に行きたい！」とちゃんと伝えなければ、誰も手を差し伸べることは出来ないですよね。

ありがたいことに、会場を出るまでに15名の方々から声をかけてもらいました。人とのつながりの大切さを実感すると同時に、声をかけてくれた方々の気持ちを大切にしなければという責任感も感じました。

誰かのために行動したい
自分の行動が誰かの助けになる

そんな気持ちが強くなりました。最後に、あの日声をかけてくださった皆様に心から感謝します。ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。そして素敵なご縁が続くことを願っています。

最後に、会場で思いがけず３月のセミナー後に知り合ったJOYさんと会うことが出来ました。
実際に会うことが出来て、嬉しかったです。また会いましょう！