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【読書感想】悠木碧の作り方/悠木碧
題名:悠木碧の作り方
作者:悠木碧
■気力の変化 ※読み終えて気分がどの程度高揚したかの個人的指標(0〜100)
読前気力「50」
読後気力「53」
■ひとこと感想
悠木碧さんは周りから好かれる人
好かれるだけでなく友達や推しキャラに愛情を注げる人
「こんな明るくて活動的な人にはなれない」と思ってしまうけど、ポジティブなパワーをもらえる文章でした
■誰かに勧めるなら
・自己分析とか人生に迷ってる人
・声優さんの生活を知りたい人 ※声優になる方法とは違うので注意
■3つのポイント
①文章が明るく気分に影響を与えられる
②「好きを仕事にする」の考え方を学べる
③推しキャラを分析すると自分の好きがわかる
①文章が明るく気分に影響を与えられる
ライトノベルみたいに「!」や「っ」や「…」が多い。
なので書いている時の、楽しかったりしょんぼりしている感情がとても伝わってくる。
ただ、総じてテンションが高い。
なので気分が落ち込んでいるときに読んでいたら少し辛くなりそう。
お腹が空いていないのに二郎系ラーメンを食べるみたいな…、ね。
また、悠木碧さんが私と年齢が近いこともあり、比べてしまい落ち込むところもあった。
「後輩のこと考えたり自分で企画を作ったりしているのか!?」
経験値やレベルの違いを見せつけられました。
未だに最初のダンジョンでさまよっている自分、方やパーティーを引き連れている悠木碧さん。おぉ、辛いな。
②「好きを仕事にする」の考え方を学べる
本を読み進めると、自己肯定感低めな私に向かって一言、「人と比べなくてもいいのです」
さて、この一言で争いが起きてもおかしくない。つまり、
「それは比べなくても生きてこれるだけのステータスがあるからだろ」
「こっちは常に劣等感をWi-Fi並みに張り巡らせてんだよ」
こんな感じに。
自分の心の狭さが露呈されて恥ずかしくなります。
とりあえず自己肯定感はそこらへんに置いといて。
「人と比べなくてもいいのです」とは、「好き」を仕事にするよりも、「得意」を仕事にした方が良いという話の流れから出てきました。
仕事にはどうしても義務感が生まれるので、せっかくの「好き」が「義務感」になってしまうよりは、「得意」なことを仕事にした方が良いとのこと。
その「得意」は「人と比べなくてもいいので」自分の中で楽に続けられる基準で選べば良い。
誰かと比べず自分の基準で選ぶ、というところがとても好きでした。
③推しキャラを分析すると自分の好きがわかる
好きなものを紹介されるとやってみたくなります。
個人的には「ソニックアドベンチャー2」。
悠木碧さんは、生きるのが下手なキャラに惹かれ、加えてケモナーなので両方を満たした「シャドウ」という、ソニックのライバルキャラが好きみたい。
シャドウの生い立ちとかをネタバレ抜きで紹介しているのですが、僕はそれを読んで「やってみたいな」って思いました。
他にもたくさんの好きなキャラとその熱い思いを紹介しています。
そして、それらキャラのどこに惹かれたのかを分析すると、「生きるのが下手」になるそうです。
推しのどこに惹かれるのか、その分析を自分はやったことがなかったので、試してみたいなと思いました。
※試した結果、自分は推しキャラがいないことに気づきました(笑)
■執筆後のひとこと
この本を読んで、30歳を過ぎて順調に人生を歩んでいる姿を見せつけられて顔面にパンチを食らいました。ノックアウト寸前でしたが、起死回生のパラダイム呪文、
「自分はネガティブが長所だ」
を取得したのは、この本を読み終えてからでした。
なんでもかんでも長所や得意にしちゃえ!って思えたのは、この本のおかげです。