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まりなちゃんのお母さんのこと
毒親からは離れるしかない。物理的には無理だとしても精神的には一線を引いて、とにかくなるべく関わらないようにするしかない。それは間違いない。
そしてまりなちゃんのお母さんは、紛うことなき毒親である。娘に「やばい」と言われながら、たぶんアルコールのせいで肝臓でも壊して、平均寿命よりだいぶ早いタイミングでお迎えが来るだろう。
まりなちゃんはそのとき、悲しむよりもほっとして、母親の死に「安堵してしまっ
江戸のカタキと長崎と
「江戸のカタキを長崎で討とうとするな」と、私は常々主張している。
その相手が本当にカタキなら、「ここで会ったが百年目!」となっても、「どうぞご存分に」と刀を差し出すところなのだが、大体は単にちょっとばかりカタキと似た「属性」の人でしかないからだ。
その属性というのも、性別・世代・収入の多寡・パートナーの有無くらいの雑なくくりである。下手するとカタキとの共通点は「日本語を喋る」というだけだったりする
「王子様」にはなれないタイプ
話題になっていた漫画『アッコちゃんは世界一』を読んだ。何とも考えさせられる作品なので、未見の方にはぜひご一読いただきたい。
私はその表現力に圧倒されると同時に、展開にもやもやしたのだが、要は「思ってたのと違う」というのが感想であった。
よくよく考えてみたところ、そのギャップにはいくつかの要素が絡み合っていたと判明したので、参考のために記録しておこうと思う。
その1:女同士の恋愛もの、純愛もので
名称不明の菜っ葉盛り盛りサラダについて
お店屋さんのサラダはいつもすごいなぁと思う。
レタスかキャベツをメインに据えつつ、芸術的な千切りのニンジンや紫キャベツが彩りを添え、水菜やさらし玉ネギがピリッとしたアクセントになって、コーンが親しみやすさを演出する。ちょっと奮発した1皿には、断面も鮮やかなトマトと何かのスプラウトと思しき菜っ葉(少なくともカイワレ大根ではない)がトッピングされていたりする。
コンビニのサラダなんかでも、見るたび軽く
元クリエイターの殺人犯、決着
『ルックバック』の書籍版が出た。
その前のいわゆる「修正版」に対する感想を綴ったnoteが自分にしてはびっくりするほどたくさんの方に読んでいただけた、言わば「身の丈に合わない夢を見せてもらった」恩もあって、最終的にどこに着地するにせよ、購入することは決めていた。
「修正版」からさらに修正が加えられるというアナウンスは事前に行われていたので、どういう落としどころに持っていくのだ
「ポリコレアフロ」の旅の途中
巷で話題になっていたので『ミステリと言う勿れ』を9巻まで買って読んだ。
流行りに乗るのもたまには楽しい。普段は逆を行きたがる方なのだけれど、田村由美作品は『BASARA』以来で、Twitterのスクショで見かける絵柄が懐かしくなったのだ。
さて、初読の感想だが、現状わかっている範囲で見るに、主人公の久能整(くのう・ととのう)くんが「ポリコレアフロ」と呼ばれているのは妥当でないと思う。
彼は作
ちっともあったかくないやさしさのはなし
「やさしさ」というのは、実はものすごく利己的で身勝手なものだと思う。
他者にやさしくするのは、自分が気持ち良くなるためだ。そう心得ていたほうがいい。
私のやさしさが、誰かに何らかの益を与える方向で発揮されたとしても、それはあくまで二義的な、副産物的なものである。
自覚の有無は別として、自分で自分を「良いモノ」だと、「使えるヤツ」だと思いたい、要は「自己評価を上げたい(または下げたくない)」が
共感争奪サバイバル、いっち抜っけた〜っと
ネット記事を読み漁るのが好き、というよりは金がかからずいつでも中断しやすい暇つぶしとして有用である、ということなのだが、いずれにしても元・活字中毒者なので毎日のようにあれこれ読み散らかしている。
たまに、おっ、役立つ情報だ夫に送っとこう、とか、これは面白い切り口だなあ夫に送っとこう、とかいうこともするが、だいたいはふーんと流してすぐ次、となる。
そこで気になるのがコメント欄だ。いつも読み終わっ