マスターズエイト IFストーリー
サトシ選手は残りルカリオ一体、対するシロナ選手はトゲキッスとガブリアスだー!と実況の声が響く。
「ルカリオ、お前で必ず決める!だから最後まで力をあわせよう!」とサトシが言うとそれに合わせるように自身に高まった波動を出しながらルカリオは吠える。
対するシロナは(フフ、すごい波動ね!サトシ君とルカリオから闘志を感じる。でも私も負ける訳にはいかない。今までの集大成を全て出し切るの‼)と決意を胸に秘め、トゲキッスを繰り出す。
「恵みの翼ここにトゲキッス」
トゲキッス対ルカリオ。相性的にはルカリオが有利だが、ピカチュウと戦ったときのエアスラッシュが頭に過るサトシ。
それと同時に無数のエアスラッシュがルカリオを襲う。
ルカリオは膝を地面に着くが、特性"精神力"により怯まずトゲキッスに向かっていく。
サトシはルカリオにバレットパンチを指示し、トゲキッスに大ダメージを与える。
シロナはサトシとルカリオの信頼と強さに改めて舌を巻き、(サトシ君に勝つためにはこれしかないわね。)と決意する。
トゲキッスを一度モンスターボールに戻す。
(また交代か。ここでガブリアスがくる)と思うサトシ。
だが、その予想を裏切られ驚愕した。
シロナ「そびえよ白き翼、トゲキッス!」
シロナは、ガブリアスをメガシンカさせるのではなく、トゲキッスをダイマックスさせたのだ。
ガブリアスにメガシンカしないとわかったサトシはここで勝負を決めることを決意し、ルカリオをメガシンカさせる。
ダイジェットを潜り抜けながらバレットパンチを何度もダイマックストゲキッスに当てる。ダイジェットを連発したことにより、トゲキッスはダイマックスが解けた。
サトシはトゲキッスを仕留めるべくルカリオに、はどうだんを指示した。
どんどん巨大化するはどうだん。
だが、ここでサトシは再び驚愕させられた。
素早さが上昇したトゲキッスにシロナが指示したのはバトンタッチ。
素早さが上昇した状態でガブリアスが登場し、ルカリオにスケイルショットを浴びせる。
ルカリオも一方的にスケイルショットを喰らった訳ではなく、ガブリアスに巨大はどうだんを放つ。
だが、ルカリオが巨大はどうだんを放ったのと同時にすなあらしをガブリアスが繰り出したため、はどうだんはガブリアスには当たらなかった。
「ガブリアス、私たちの集大成をぶつけましょう!地震!」
ルカリオは今まで受けたダメージにより地震を回避することは出来ず、戦闘不能となった。
6対6のフルバトルを制したのは、シンオウ地方チャンピオンのシロナ選手だぁ!という実況がスタジアムに響き渡った。
「サトシ君、素晴らしいバトルをありがとう!」と手を差し伸べるシロナ。
「俺…ダンデさんしか見えてなかったです。目先の相手を意識してませんでした。シロナさん、またバトルしてください!」とシロナと握手するサトシ。
(マスターズエイトが終わったらバトルを引退しようと思っていたけど、君の熱いまなざしでそう言われたら、引退するわけにはいかないわね。)と思うシロナ。
「ええ。またやりましょう!!」
こうして準決勝とサトシのマスターズエイトへの挑戦は閉幕した。