ハムストリングス肉離れに対するアスレティックリハビリテーションの考え方〜基礎知識編〜
こんにちは!
野球現場でトレーナーをしている理学療法士の渡邉です。
今回は野球現場で多く遭遇するハムストリングス肉離れ(hamstring strain injury: HSI)に対するアスレティックリハビリテーションの考え方についてご紹介いたします。
HSIは私が野球現場に出てから最も見た傷害であると言っても過言ではないくらい、多くのケースを見てきました。
野球といえば、「肩肘の障害」という印象がありますが、意外と多いのがこの「ハムストリングス肉離れ」です。
今回はHSIの解剖や病態、危険因子などの基礎知識の部分についてご紹介します。
①ハムストリングス肉離れとは?
ハムストリングス肉離れは多くのスポーツ活動中に高頻度に発生する傷害です。
筋損傷はスポーツ障害の中でも非常に頻度の高いものであり、最も多いのはハムストリングス肉離れであるという報告もあります。
野球におけるHSIの発生頻度もかなり高く、2011年から2016年にかけてMLBおよびMiLB選手に発生した傷害を調査した研究によると、ハムストリングス肉離れが最も多いと言われています。(Camp et al., 2018)
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