Podcast編集裏日誌 #18 podcastを配信して10,000回再生された日
リケダン健康論最新EPは↓
podcast配信者は孤独だ
podcastという媒体はyoutubeと違い、他番組の再生回数、フォロー数が全くわからない。この仕組みは他人と比較せず自分たちの好きな番組を配信することができるから、とりあえずpodcastやってみよう!って始められる。初めての配信者も周囲と比較されることが少ないからハードルがめちゃくちゃ低い。っていうメリット。
でもその反面、podcast配信者は自分の立ち位置がわからなくなって不安と孤独に苛まれる。podcasterが他番組とコラボをしたり、配信者同士でXをフォローしあったり、イベントが盛んなのもめちゃくちゃわかる。リケダン健康論も何回かイベントに参加させてもらったし、コラボ配信もやってきた。
だから、podcast配信者は孤独と不安に包まれた生物なんだ。
podcastの再生数は0でもOKは本当か?
そんな孤独と不安な世界のなかで何をモチベーションとすれば配信を続けることができるのか?
ある人に「素人のpodcast配信に回数なんか関係ないよ。0でも1でもいいから続けることが大事。自分の思いを発信できたらそれでいい」と言われた。たしかにpodcastにはニッチなテーマが多いからyoutubeみたいに爆発的な拡散はしていかないだろう。でも、回数なんか関係ない=0回再生でOKじゃないはずだ。
例えば毎週podcastを配信して1年が経ったとしよう。そうなるとエピソードは50を超えているはず。その50回全て再生数0回だったらどうだろうか?その番組は存在している意味があるのだろうか?
銀杏BOYZの峯田さんが「キラキラいいにおい」という名曲を書いている。
ブログを始めて1年近くたつ青年がPVが1しかないと嘆き1回のPVの主が長澤まさみだと信じることで平静を保っているという歌詞だ。(PVには長澤まさみはおろか、該当部分の歌詞が出てこないのが残念)
このブログの主をみなさんはどう思うだろう?
この状況でも自分の意見を発信し続ける必要はあるのか?だったらメモ帳に日記を書いているのと一緒なのでは?
podcastも同じで毎回0再生の番組を続けているのなら、ボイスメモに毎日声日記をつけるのと同じなのでは?もしくは友人と電話で話したらいいじゃんってなる。これだけは確信を持っていえるけど、こんな状態だと全くモチベーションは上がらない。すぐに番組が更新されなくなってしまう。
どうやってモチベーションを上げるのか
モチベーションを上げるというか維持し続けるのは難しい。さっきも書いたようにpodcastは自分の立ち位置がわからないのだ。「再生数100」という数字ですら多いのか少ないのかわからない。
下のグラフはリケダン健康論のapplepodcastのサブサブカテゴリ「医学」のランキング推移。90位近くから一気に10位近くまでジャンプアップしている。この原因はフォロワー数がひとり増えたこと。そう、たったひとり増えるだけでカテゴリによっては一気に上がるのだ。
本当に立ち入りが難しい。
だから、何か目標というと大袈裟になるけど自分たちのモチベーションを上げるための指標が欲しい。
そう、やっぱり再生数という絶対値がいいのでは?とリケダン健康論は考えた。
もちろん全員が再生数を目標としておく必要はなく、
・配信者⚪︎名と知り合いになる
・⚪︎回ゲストを呼ぶ
でもなんでもいいんだけど、数字で目標を設定した方がいいんじゃないかって思うんですよね。
いちまんかいのさいせいかいすう
そういう私たちの目標は年始の配信で
・番組を続ける
・ゲストを呼ぶ
・イベントに出る
という目標を掲げた。
これは概ね達成できた。あと、配信していないところでは年内に再生数10,000回!と届くかどうかわからない目標を話し合っていた。
で、その時がやってきた。配信開始から445日目の朝、ダッシュボードを開くとそこには10,000オーバーの数字が鎮座していた。
この数字が大きいか、小さいかはよくわかりません。
でも、10,000再生に至るまでに、たくさんの方からお便りをいただき、イイねをいただき、ゲストにもきてくださったりコメントで絡んでくださったりと皆様に支えられてここまで来ることができました。
これからもみなさんのライフステージ上で、いつか・どこかで・だれかに小さくても影響が出るような、そんな番組を面白怖く作っていきますのでよろしくお願いしますね。
それじゃ、また。
おまけ
再生数推移(日ごと)
再生数推移(週ごと)