「自由への道」を見た(ネタバレあり)
まえふり
奴隷である主人公が、アブラハム・リンカーンが奴隷解放宣言をしたことを知り、リンカーンの軍隊がいる場所を目指し、自由を求めて逃げるという実話と元にしたお話だ。
おおまかな話
主人公は南部の奴隷で、奴隷ではあるもののもともと家とか、家族とかがいる生活をしていたが、ある日軍隊に徴用されてしまう。
過酷な環境での労働を強いられていた主人公だが、ある日リンカーン大統領が奴隷解放宣言としたという話を聞く。リンカーン大統領の軍が、主人公のいる場所から沼地を5日間進んだ場所にいるという情報を得た主人公は、脱出を試みる。
ウィルスミスの独壇場
最初は、「大脱走」や「パピオン」のように捉えられているみんなと協力して脱走する展開だと勝手に思っていたのだが、何とあることをきっかけに流れで脱走することに。
銃で撃たれずに、一緒に逃げた仲間たちとも途中で別れて結局日土地で逃げる展開に。
彼がは働かされていた場所には、脱走者の追跡に長けた専門家がおり、彼がウィル・スミスを執拗に追いかける。
スリリングな追跡劇
比較的あっさりと脱出劇が始まり、沼地を抜けた脱出のシーンは、猟犬を連れた追跡者からの逃亡のみならず、脱出の時に打たれた怪我であったり、沼地に潜むワニとの戦いであったり、息をつかせないシーンがつづき、かなり引き込まれた。
さながら、アドベンチャーゲームかのように、主人公に様々な危機が訪れるのはなかなか楽しめた。
また、残された家族にも、母親だけが売られるという危機が迫る。実際にも起こったことだと思うが、こういったバランスも見ているものを惹きつけるのに非常に役に立ってたと思う。
思いがけないドンデン返し
追跡者ももともと3人いたのが、最終的には親玉格の一人だけになり、いよいよ最終決戦か!
と思いきや意外にもあっさり終了。
どうやって家族に会うのか?と思っていたら意外や意外、なぜか軍に入隊させられ何軍と戦うハメに。
何となく、リンカーン大統領が「奴隷解放!」といえばそのまま開放がなると漠然と思っていたのだが、よくよく考えるとそんなに簡単なものではなく、北軍でさえも簡単ではなかったのだということがわかった。
まとめ
事実に基づいた映像化というのは、難しいと思うのだが、巧みに逃走劇、戦争劇をミックスさせ、淡々と事実をベースに話を展開しなかったところは、非常に良かったと思う。
ウィル・スミスも主人公の役を好演していたと思う。
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