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#GCnote勉強会 でさとうさんに聞かれた9つのテーマへのお返事 #全文公開

本日(9/11)、#GCnote勉強会 イベントに参加させていただきました!会の最後にさとうさんからの9つのテーマに答える場面があったのですが、一応事前に自分なりの意見をまとめさせていただいておりましたので、 #全文公開 させていただきます!(会が終わった直後の公開、写真も取りたてですw)

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考えていて楽しくて、つらつらと書いていたら、6000文字近くになってしまったので、お時間あるときにお読みください。ひらやまをいい感じに分解してくれる質問になっていました。(質問文の詳細はこちらから。)

イベント参加したかったけど参加できなかった方、参加したけど聞き逃してしまった方、ぜひぜひお読みくださいー!

※タグつきでみなさんたくさんツイートしてくれているので、そちらの内容もぜひぜひご覧ください。


楽しさドリブンと計画的偶発性

ポジティブな空気を自らが纏う事で、素敵な偶然が数多く起こっているんじゃないでしょうか。実際noteを活用した取り組みと、どんな偶然が起きて広まっているのか伺いたいです。

本当にたくさんのすてきな偶然がたくさん起きている気がします。さとうさんよく見てるなぁ。

最近は特に「自分が楽しいと思うこと」を大切にしています。どんなに良いサービスでも中の人が苦しそうに働いていたら、それは人がサービスの部品になってしまっているように感じてしまうので。

計画的偶発性については、定義の条件を前に見たことがあるのですが、全部満たしているんですよね。

(1)好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
(3)楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

(参考:『その幸運は偶然ではないんです!』ジョン・D・クランボルツ、A.S.レヴィン著 花田光世ら訳 ダイヤモンド社 2005)

自分の行動の源泉の条件と酷似しています。たまたまなのですが。計画的に偶然を楽しむようにすることで、色々な出会いを楽しむことができる気がします。

すてきな偶然の具体例は、最近だとnoteさんの公式イベントに出させてもらったことですかね。実は半年前の目標の一つに「noteとコラボする」って書いていたんですよね。まさか叶うとは思ってなかったけど、楽しみながら継続していると叶うことがあるんだなぁと思いました。

またこの質問をもらって考えてみたのですが、偶然と認識するかどうかって、自分次第だと思うんですよね。「偶然を楽しむ」と「偶然を増やす」ことは少し違うと思います。もちろん計画はするのですが、「結果を手放す」ことが楽しむ上でも偶発性を高める上でも大切かと。

圧倒的巻き込み力はどこから?

フットワークの軽さや巻き込み力が、今の結果に大きく影響しているんじゃないかなあ、と思っています。特にユーザーさんとの関係性作りにおいてその強みが発揮されている印象を受けますので、その源泉を知りたいです。

巻き込み力の源泉は、ポジティブとネガティブの両方の気持ちがあると思っています。

ポジティブの方は「楽しさ」と「感謝」。

なによりも自分が楽しくこだわりながら作っているものを、ユーザーさんが使ってくれて、スキだと言ってくれたら、なにものにも変えられないくらいうれしいんですよね。だから直接会って感謝を伝えたいし、どうして使ってくれているかを丁寧に聞きたくて、ついつい巻き込んでしまう。「巻き込みたい」と思えることが一番大切かもしれません。

ネガティブの方は「さびしさ」と「嫌われる勇気」。

人と人は圧倒的に違うから、他人と完全にわかり合うことはできないと思っていて、人は元から根元的なさびしさを抱えているように感じます。でもそのさびしさがあるから、一人でやるよりもみんなでできた方が楽しいという感覚がある。あと、一緒にやれるかどうかは自分だけじゃ決められないんですよね。相手の都合もある。相手がやりたいかどうかは相手が決めることなので、断られてもしょうがない。相手への期待しなさも原動力になっていると思います。

コミュニティと物語

1人1人の物語を尊重しつつ、共同で大きい物語を作ろうとしているのかな、と勝手ながら思っています。

物語って面白いんですよね。ひとりひとりの物語もあるし、もっと大きな物語もある。大きなものでいうと、日本のメンタルヘルス全体の物語があるかもしれません。

自分たちだけで日本のメンタルヘルスをどうこうできるとは考えていないのですが、自分たちがきっかけになったり流れを作れたりできたらいいなとは思ってます。

それはまさに「紡ぐ」という行為だと感じていて、ひとりひとりの物語が大きな物語に紡がれていくような感覚。カウンセリングとコーチングの融合、スティグマの軽減、より精度が高く領域が広いマッチングなど、まだまだやりたいことの10%くらいしかできていないのですが、自分たちだけでやりきることではないので、多くの人を巻き込みながら、みんなで大きな物語を紡いでいきたいと思っています。

その物語の方向性を決めるのは、参加してくれているひとりひとりの想いなので、コントロールしようとも思っていないです。櫻本さんが書いていたエフェクチュエーションの概念が近いですかね。「自分たちが何者で」「どこに向かいたいのか」をぶらさず進んでいきたいです。

自分の役割を一言で言うなら?

自分の役割を一言で言うとなんでしょうか。個人アカウントのnoteやTwitterかなりマルチに動かれているので、実際にやっている事を含めてうかがいたいです。

「ビジョンと現実をつなげ続ける人」ですかね。役割をあんまりうまく言えないのですが、既存の役割だと、COOが比較的近いかもしれません。ざっくりと会社とサービスの全体を回しながら、MVVの達成を目指しています。

実際にやっていることは、ほんとに幅が広くて。

全社の目標設定、戦略立案、ビジネスモデル再構築、組織開発、マネジメント、採用、広報、オペレーション、カスタマーサポート、マーケティング、グロース、プロダクト企画、イシュー設定、イベント企画・運用。(営業、開発、デザイン、メディア出演以外かな。) 

上記が本業なので、Twitterとnoteは趣味ですね(笑)

ビジョン・ミッションの「やさしさでつながる社会をつくる」「よりよい物語を生きる支えになる」ためにやることはたくさんあります。

本気で達成しようと思うと夢と言葉だけでは足りなくて、現実性も戦略性も大切です。夢は語るだけでは叶うことはなく、実際に動き出さなくてはいけないと常に思っています。

ただ全部必要だからやっているだけで、自分がやる必要はないんですよね。必要であれば他の人の手を借りればいいし、抱えすぎないようにしています。

中でも一番バリューを出していると思うのは、「ビジョンとビジネスのつながりを言葉にし続けること」だと思っています。

個人的にはそれはサービスやプロダクトで表現された方がいいと思っています。どんなにすてきな想いも伝わらないと、ないものと同じになってしまいかねない。だから誰よりもプロダクトの未来を考えて、想いをどう形で実現させるかをずっと考えています。

オンラインとオフラインの設計

イベントのきっかけや具体的な企画、これまでにどのようなイベントを実行してきたのか伺いたいです。

一番最初はカウンセリングのユーザー会ですね。サービスのグロースに着手した2018年の夏くらいから、とにかくユーザーの生の声を聞きたくて、始めました。主にヒアリングが目的でした。そこからクライアント同士、カウンセラー同士の交流、クライアントとカウンセラーの交流、アンバサダーのイベントもやりました。最近はカジュアルな会も増えました。

そこから形を変えながらいろんなことをしてきましたが、個人的にはイベントはコミュニケーションのブースト機能だと思っています。密なコミュニケーションと非言語情報を使えるから、オンラインと比べると、伝わる速度と量が大きい。

だから、なんでもかんでもイベントにすればいいってものではないと思います。広報やマーケと一緒で、伝えたい想いや価値がなければ、空虚なイベントになります。

大切なことは、自分たちが何をしようとしているのか、そのために何が必要なのかを自問して、コアバリューを明らかにすること。そしてそれらをブランドとしての統一されたコミュニケーションで伝えること。

cotreeという存在を知ってサービスの価値が届くまでの、一貫したUXの中の一つに、イベントがあるべきだと思っています。

企画の作り方とコツ

noteの更新が非常に頻繁なので、書くネタやオフラインでのイベント、ユーザーさんの巻き込み企画など、いつ、どのように考えているかをお聞きしたいです。

考えている時間はいつなんだろう、本当にずっと考えている気がします。各ネタを閃くときは以下ですね。

1. 知らない気持ちに出会ったとき
2. 気持ちが溢れたとき
3. 無意識をメタ認知できたとき
4. 迷いや葛藤を抱えたとき
5. もやもやを抱えたとき
6. 些細な出来事から起承転結を見つけたとき
7. 誰かに何かを伝えたいとき

noteを書きたくなる7つの瞬間|ひらやま

イベントやユーザー会の企画は、いま進んでいる事業の中で優先度が高いものとシナジーが効くものから順番にやっていますね。

大きくて実現が難しいものは、細く長く考えてますね。「もっと理想的なプラットフォームになるには?」みたいなもの。だから日々記事や本を読みながら、ずっとはまるピースを探している感覚です。

実現度が高くてイシューも的確で小さいアイデアは、すぐできるので、デザイン or 開発に接続するための要件を詰めますね。こっちの方が気を使うので、集中した時間を取っている気がします。

基本的にはやっている企画や施策には、感情的にも戦略的にも意味があることだと思っています。逆に言うと意味なくやっていることは自然にも意図的にも消えていきますね。

大事な問いはたくさんありますが、以下のようなことを考えながら企画しています。

「cotree or 自分がやる意味は?」
「どの物語、戦略の上にあるのか?」
「誰のためのものなのか?」

cotreeのnoteな歴史を振り返る

1年前にお会いしたより状況が大分変っている事に驚きます笑
確か自分がお会いしたときはユーザーさんとのmeetupの初回だった気がします。そこからひらやまさんも個人でnoteを書き始めたような気が、時系列に沿ってcotreeさんの歴史をお聞きしたいです~。

まるで状況が違っていておもしろいですよね。ちょうどお会いした2018年6月あたりから、櫻本さんがnoteを始めていました。takkのプロモーションがきっかけだったと思います。

そこから自分がnoteを始めるまではけっこう時間が空きまして、2019年2月ですね。

そこから個人的に2,3日おきごとにnoteを更新するようになって、4月になって「みんなでやった方が楽しいかな?」と思い、#cotree_advent_note を始めましたね。

そこからはあれよあれよと言う間に9月まできまして、いまは150日くらい連続してますね。(振り返りnoteはこちらから↓)

個人と法人noteの使い分け

個人の世界観をさらけ出す事で信頼に大きく寄与している印象があります。書く内容だったり、スタンスは異なるのでしょうか。

語られ方が違うと思います。物語は主体があって初めて成り立つものなので、ひらやま個人として言った方がいいのか、cotreeとして言った方がいいのか、ということは考えますね。

書く内容は読み手をイメージしています。ひらやまが話すことを聞きたい人と、cotreeが話すことを聞きたい人は別だと思うので。

個人的にはサービスにも人格が宿ると思っていて、cotreeが仮に「やさしくて頼れる隣人」だとしたら、誰にどんな話し方でどんなことを言うのか、ということを考えています。

サービスが数多く立ち上がりテクニックがコモディティ化していく中で、運営者の想いや行動でサービスが選ばれる時代になっていると思っていて、個人の発信は差別化するためにも大事だと思っています。

だから「cotreeの人」よりも、「ひらやま」「さくらもと」「ちば」みたいな、個人の語り方がより一層大切になります。実際、中の人がいろんなことを思い、考えながら作っているのがcotreeなので、それをそのまま外に出すことが大事だなと。変に加工したり隠したりはしたくないんですよね、コスパも悪いし、不誠実なので。

もし櫻本さんがnoteを書いてくれなかったら?

もし櫻本さんがnoteを書いてくれなかったら、そもそもひらやまさんはどうしていたのかな、と気になりました笑 また、櫻本さんとの関係や経営者が書くnoteの内容などどこまで共有されているのかお聞きしてみたいです。

noteを書かないということは、語る言葉を持っていないということになるので、たぶんぼくはcotreeに入らなかったと思いますね。参画する前の面談でも、ずっと「どうcotreeを育てていくか」ということしか話してなかったので。それが出てこなかったら参画しなかったと思います。たぶん。

売り上げや会社のグロースだけにフォーカスするよりも、サービスの価値や人を大切にしながらかつ事業を伸ばしていくことに興味があったので。

言葉があるけどアウトプットしてないだけ、たぶんぼくがインタビューしてたと思います。それぐらい櫻本さんはじめ、人の言葉は大切だと思っています。

櫻本さんとの関係は、いい意味で権限を委譲してもらっていて、既存事業や組織に関する意思決定をさせてもらうことが多いです。大きな目標や戦略に関する意思決定の前には、お互いにアイデア段階で相談してから全体共有してますが、細かいものは、自分が意思決定しています。

櫻本さんのnoteは事前に知っているものと知らないものがありますね。週報の内容はぼくは認識しているものが多くて、関わりが薄い人やカウンセラー向けの良い情報発信になってるかなと。突発的に書いてくれることはほとんど公開までノータッチですね。

櫻本さんのことは基本的に全部信頼しているので、何を書いても大丈夫だとは思っています。他のメンバーが情報発信するときでも同じですが、事前にチェックすることはほとんどないですね。会社として望ましくないことは出さない方がいいという認識と「大切なのはここだよね」ということを普段から議論の段階で話し合うことが多いので、比較的すりあっている方だと思ってます。流れる情報量が多いので、関わりが少なくなると、キャッチアップまで大変なことはあるみたいですね。

TOPの写真は、本日のイベント最後の集合写真。いやー、楽しかった。みんないい顔しているわ。

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ひらやま
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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