手っ取り早く夢を実現するには
就活真っ只中の大学生と話す機会がありました。
その学生は3年生にしてもう今後のキャリアのことを考え、インターン面接などを受け始めているのですが、先日行った面接で初めて怖いと思った経験があったそうで。
面接を待っているラウンジで、周りにはスーツがビッチビチになるくらいガタイのいい、野太い声、オールバックで髪の毛をガチガチに固めた、ザ運動部出身の就活生ばかりがいたそうです。
その日は大手起業の営業の面接だったそうで、その学生曰く、やはりそういったエリートビジネスマンと言われる様なスポットを狙いに行く学生たちは、学生の頃から見た目や雰囲気がもはやもうエリートビジネスマンそのものだそうで。
本当にあなたたち22.23歳の学生ですか!??と突っ込みたくなる様な外見だったそう。笑
私がそこから考察したことは、自分の理想の姿って、もうなっちゃった方が早いってことです。
本田圭佑や久保建英の様なプロサッカープレーヤーのマインドとして、自分がある場所で活躍したいと思ったとき、今とその場所でのギャップがあるとしたら、今の現状から2歩3歩と上のレベルのところにもう自分の身を置きにいきます。
今このリーグで強くなってから、次のステップに行く。では、もう遅いわけです。
世界で活躍するプロピアニストになりたい人が、とりあえず日本の音大で首席を取って、そこからポーランドなりウィーンに留学をして、またそこで学んでからプロの楽団に入って、、では遅いわけです。
本当に夢を叶えられるピアニストは、"世界で活躍する"という形容詞を決めた時から、もう留学をし、一流のピアニストに囲まれる環境作りを始めます。
まあこんなのは机上ではいくらでも話はできますが。実際留学費用はどう賄うかとか、言語の壁だとか、物価だとか、そもそも学校に受かるのかだとか、色々な壁を頭で考え出すのが人間の性です。
しかしそのような壁は、本当にそこに存在しているのでしょうか?それって本当にできないことなんでしょうか?
目標に向かう時に立ちはだかっている壁は、案外薄かったり、もろかったり、そもそもそこに壁があると思っているだけかもしれません。
またその壁が本当に壁だったとして、その壁を避けてプランBやCのルートで目標に辿り着く方法だってあるはずです。
こうなりたいと思った時に、外見や雰囲気や環境やら、できる限りでももうそれを真似てしまうのが、やはり1番手っ取り早く夢に辿り着ける方法だと思うのです。
チョコレートの型を作った後にチョコレートを流し込む様に、理想の自分の"型"を先に作ってしまって、自分の精神とエネルギーが後からそこに馴染んでいくイメージです。
起業をしたい人は、もう先に起業してしまえばいい、別に売上がなくなってその分今はバイトすればいい。歌手になりたい人はもう歌手と名乗ってしまえばいい。歌唱力に問題があると言われたら、そこからスクールに通い始めればいい。将来世界に出て行きたい人は、もう今から航空券を買って日本の外に出てしまえばいい。
それくらいスピード感のある生き方の方が、手っ取り早く目標まで到達できると思うのです。