くらやみ族
ぼくらは、 『 くら 』を護る 種族。
くら は、 この世界の中心だ。
それがなければ、この世界は生まれもしていない。
くら は、 意思を 持ち、ぼくたちを 精査する。
ぼくたちには、 選択権はない。
くら の意思に 従うのみだ。
くら は、 ぼくらを生かしも殺しもする。
ぼくらは、 くら の 懐に いつも あるのだ。
その上でぼくらは 転がされ、遊ばれ、あやされているのだ。
そこで、 毎日を 姉や や、村のみんな、
とと に、かか 、 ばばさまも 生かされているのだ。
ばばさまは、 ぼくにいった。
「鹿や、熊 、魚に、鳶 それらすべて
くら ぞ。
木の実も 木も 草花、石、昆虫
水も あらゆる全てが くら であり、
くら の 意思の元にあるのじゃ。」
くら は、 やみ
闇
ばばさまは、いった。
「 みえない それが、意思。
くら は、
そういうものじゃ。」
むかーし昔のおはなし
暗闇 の おはなしでした。
え? ぼく ?
くらやみ族はどうなっか?
さあ
あなたの まわりには みえるかな?
これっきりこれっきり、どんどはらえ