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空腹で健康になれるの?! - 「空腹」こそ最強のクスリ

私は脂質異常症の薬を飲んでいます。

さすが50年も生きていると、生活習慣病の一つや二つにかかり薬を飲んでいることが多くないですか。


分かります、生活習慣病は生活習慣なので治らないですよね。

ただ気をつけないと、糖尿病という最強・最悪の病気に罹ってしまう可能性があります


私は、最近では高血圧が気になり始めて、「このままでは、ヤバいんじゃないの」と不安に思っていました。

とはいえ、そう簡単に生活習慣を変えることはできないんですよね。


そこで、『「空腹」こそ最強のクスリ』を読んでみました。

だってクスリなので、無理に生活習慣を変える必要がないじゃないですか。


めっちゃ楽に体を治してくれるなら、こんな簡単なことはないと思い、読んでみました。


結論からいきます、空腹で健康になれます。

重要なのでもう一度言います、空腹で健康になれます。


これは、40代以降の人にぜひ読んでもらいたいです。

生活習慣病が気になり始めるのは、40代以降の人なので、その人たちは必読です。

もちろん、40代以下の人が読んで予防することにも役立ちます。



まずは目次を引用します。

第1章 「1日3食しっかり食べる」「空腹な時間を作る」どちらが長寿と健康をもたらすか
第2章 無理なく「空腹」を作り、体を蘇られる食事法
第3章 「糖」がもたらす毒を、「空腹」というクスリで取り除く
第4章 「空腹力」を高めれば、これだけの病気が遠ざかる!

の4章構成となっています。



1日3食は食べすぎ

まず、これです。
著者の青木厚氏は、「そもそも1日3食は食べすぎ」と主張しています。


なぜかというと、3食にすると内臓が休めずに、内臓が疲れて働きが低下するからです。

そうなると、老廃物を排出できない、免疫力が低下するなどの問題が生じてしまいます。


また、食べすぎは肥満の原因になります。

つきすぎた脂肪、とくに内臓脂肪からは、悪玉ホルモンが分泌されて、血糖値の上昇、高血圧、血栓形成などを招きます。


という観点から、著者は食べすぎに警鐘を鳴らしています。

そのうえ「糖質の摂りすぎ」が、さまざまな病気の温床になっていると言います。


白米、パン、加工食品を食べることで、糖質過多となり脂肪肝を引き起こすことがあると言います。

これに関してはいろいろなところで述べられていて、糖質過多は本当に危ないようです。


ではどうすればよいのか、その答えが「空腹」です。


「空腹」の効果

これらの害から体を守るためには、「空腹」が効果的であると著者は主張します。

最後にものを食べてから10時間ほどたつと、肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになり、16時間を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが働くようになります。

出典:「空腹」こそ最強のクスリ

と著者は述べます。


オートファジーとは、「細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられる」というもので、細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると、活性化するといわれています。

出典:「空腹」こそ最強のクスリ

と書かれています。

空腹状態を16時間つづけると、「オートファジー」がオンになり病気を遠ざけて、老化の進行を食い止めることができるわけです。


しかも16時間の空腹時間以外は、何を食べても良いとのこと!

暴飲暴食OKというわけではありませんが、普通に食べていれば良いということです。


さらに、この空腹の16時間中でもどうしてもお腹が減った場合は、ナッツ類やヨーグルト、チーズなどであれば食べて良い


素晴らしい! 素晴らしすぎる!!


たった16時間の空腹にするだけで、「オートファジー」がオンになり、病気を遠ざけて、老化の進行を食い止めることができるのです。


控えめにいって最高です。


ただし注意事項がいくつかあります。

  • 空腹にすることで筋力も落ちるので、適度な筋トレをすること。

  • すでにがんに罹っている場合は、オートファジーが働くとがん細胞が生き残りやすくなるので、その場合は医師の指示に従うこと。

  • アルツハイマー型認知症を発症している場合は、症状を悪化させる可能性があるため、医師の指示に従うこと。

  • クラミジア、腸炎ビブリオ、レジオネラ、歯周病菌などは、オートファジーを利用して、かえって増殖する細菌がある。こうした最近を原因とする病気にかかってしまった場合は、医師の指示に従う。

以上ですので、気をつけましょう。


「空腹」の時間の作り方

16時間の空腹時間を、週に一度でも作れれば効果があると著者は言っています。

もちろん、毎日16時間の空腹時間が作れれば、さらに効果が上がります。


この16時間の作り方を著者は、「睡眠時間8時間+8時間の空腹」と設定しています。

睡眠時間を空腹時間に計算して良いと言っています。


最後に口にしてから16時間は、何も食べなければOKと言っています。

これを参考にして、私は朝食を抜くことにしました。


【私の場合】
7時頃  起床・朝食
13時頃  昼食
21時頃 夕食
0時頃  就寝

というスケジュールで、毎日をすごしております。

このスケジュールで、16時間の空腹を確保するためには「朝食」を抜けば、「夕食」から「翌日の昼食」までの時間が16時間ほどになります。


これを実践することにしました。


著者は、さらに効果を高めたければ「24時間の空腹」にチャレンジすることを勧めています。

私は、週末の可能なときに24時間空腹にチャレンジしています。


まとめ

この本の内容を、実はこの記事を書いている日から実践しています。

40代後半に差し掛かり、加齢に伴う不具合を感じることが増えてきました。


脂質異常症、高血圧、メタボリックシンドロームなど、生活習慣病は私には身近な問題。

それらを一気に解決できるかもしれないのが、この本の16時間の「空腹」でした。


週に1度、16時間の空腹をつくるだけでも効果があると言われていますが、私は若返りたいので毎日つくることにしました。

この本を読み終える前に、ナッツを買いにすぐに近所のスーパーに行きました。


健康になりたい人、ぜひ本書を手にとりお読みください。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

それでは、また!


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