昭和の価値観では幸せになれない! 価値観をアップデートしようよ
私たち(団塊ジュニア)は、幸せにはカタチがあると社会から教えられてきました。
良い大学に入って、良い就職先に入って、結婚して子どもをもうけて、一戸建てを買って、幸せな家庭を築く。そして、老後は孫に囲まれて悠々自適な生活を送る。
こうしたものが幸せだと、刷り込まれてきませんでしたか?
そうして生きているうちに、なんだかここ最近わたしたちが教わってきた幸せが変わってきていませんか?
そうなんです、私たちが教わってきた幸せは、「価値観の多様化」によって変わりつつあります。
でも新しい価値観ってどんなものなのか、そもそも分からないんですよ。
だって、幸せはさっき言ったようなものだと教わってきましたから。私も同じなので分かります。
でも大丈夫です。この本を読めば、新しい幸せに気がつくことができます。
この本は、これまでの常識では考えられない、新しい幸せを知るには絶好の本です。
この本は本当に素晴らしい内容です。
なにが素晴らしいのか? たくさんの本の良いとこどりをしているからです。
著者の価値観
著者の大原扁理さんは、本書で以下のように述べています。
なるほど、何が幸せかを自分で決めようとしているのです。
私たちは、これまで知らないうちに刷り込まれてきた幸せが正しいものだと考えていました。
ですが、そこから脱皮して自分で幸せを定義する必要があるのかもしれません。
当り前にあるものを疑い、それが本当に必要か、この本の著者はそこから考えています。
著者の到達した考え方
著者が、幸せな生活を送るために到達した考え方の極意は、
「ミニマリズム」+「頑張らない」
です。
まず1つ目、著者の大原扁理さんはミニマリズムな考え方の持ち主です。
もとは杉並区の家賃7万円のシェアハウスで生活をしていて、それなりに働いていた状態から不要なものを削ぎ落して、今の年収90万円での生活をされています。
そのため、かなり大胆に削ぎ落して、今の生活までたどり着いた軌跡が述べられています。
その過程で、ミニマリズムな考え方になったのだろうと思います。
みなさんも、不要なモノに囲まれていませんか?
不要なモノというのは物だけでなく、人間関係なども含まれます。
私は人づき合いが苦手で、友達がとても少ないです。
ぱっと思いつく友達は3人か4人です。
なので、Facebookの友達が少ない少ない。
つき合いで飲みに誘われることもないので、断る理由を考える必要もありません。
これが楽で、なるべく人と距離を取るようにしています。
もちろん、仕事の人間関係でつき合いをすることはあります。しかしプライベートの人づき合いは、かなり人を選んでつき合います。
だって気を使って一緒にいなきゃいけない人といるよりも、一人で好きなことをしている方が幸せですから。
少ない人間関係で気を使わずに生きるほうが、私にとっては幸せです。
皆さんもいま一度、自分の価値観を見直してみて、スッキリとした人生を過ごしてみませんか?
そして、もう1つの「頑張らない」です。
この本の『第三章 衣食住を実感するくらし』のなかで、著者の生活が詳しく述べられていますが、かなり手抜きをしています。
その手抜きが、頑張らずに続けられるように戦略的に設計されていることが素晴らしい!
例えば服です。
著者は、
と書いています。
これは、「がんばらない戦略」という本の内容がそのまま使われています。
かつてスティーブ・ジョブズは、いつも黒のタートルネックとジーンズしか着ていなかったという逸話があります。
著者ははからずも、スティーブ・ジョブズと同じことをしているのです。
他に、著者は自炊をするそうで、食材の買い物のときに、
と書いてあります。
これも「がんばらない戦略」という本にある内容です。
私もなるべく手間を省くことにしていますが、この著者は徹底しています。
人は何かを決めるのに、とてもエネルギーを使うそうです。
一説によると、人が1日のうちに決めることができるのは10個までというデータがあるそうです。
そのため、いちいち決めるよりも習慣の力を使うほうが、圧倒的に省エネルギーで済むそうです。
この著者は、本質的にそのことを理解しておられます。
みなさんもありませんか、選択肢がたくさんありすぎて選べないっていう経験。
そんなことに時間を費やすのなら、始めから決めておけば迷う必要がないというのが、がんばらない戦略の考え方です。
この「ミニマリズム+がんばらない」によって、年収90万円でハッピーライフが手に入ったといのが、この本の醍醐味です。
これから私たちが考えていく必要のある幸せ
私たちは、これまでの「大量生産・大量消費モデルの幸せ」ではなく、「個人にあった幸せ」を考えていく必要があります。
その「個人にあった幸せ」を考えていくなかで、自分の考え方を持つほうが、圧倒的に幸せに近づくことができます。
著者は、「ミニマリズム+がんばらない」という考え方をベースにして、年収90万円でハッピーライフを送れるようになりました。
このように、自分なりの考え方を持つことで、自分の幸せが見えてきやすくなります。
いま世の中では、画一的な幸せモデルは崩壊しています。
そのため、自分に合った生活を自分で選ぶのが幸せになりつつります。
この本の著者である大原扁理さんは、東京都青梅市で年収90万円の生活がちょうど幸せだったようです。
この本の著者には、無理せず週休5日の生活が最適で幸せでした。
同じように、私たちもどういう生活が自分に最適で幸せなのか、改めて考える時期ではないでしょうか?
いまのままの生活を続けて、幸せでしょうか?
さぁ、次は私たちが考える番です。これまでの幸せに縛られる必要はありません。
自分で、自分の幸せを探してみましょう。
そのとき著者は
と言います。この言葉も、大きな意味を感じます。
最近、世の中では好きなことをしていこうという風潮がありますが、そんな好きなことがすぐに分からないですよね。
ですけど、イヤなことは誰でもすぐに分かるはずです。だから、「イヤなことで死なない」と著者は言っています。
あなたは、どんなことに幸せを感じますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
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