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cheka
2019年8月16日 18:31
「これ、貸したる。」と、思春期真っただ中の中学時代、いつも一緒に遊んでいた子に渡されたのは、ブルーハーツのカセットだった。乾いた音にハスキーなシャウトが衝撃で、ストレートで一見過激なセンセーショナルな言葉に、固まったまま聞き続けたのを覚えている。ウォークマンなるものが発売されて、鼓膜にじかに響く音と声が自分の体の一部に感じられた。見た目がヤンキーだったわけではない。でも、何かに反発していたの