生米からつくる「鮭いくら豆乳粥」のレシピ
2023/02/26追記
ブラッシュアップした豆乳粥のレシピはこちら。ぜひ以下の記事をご覧ください!
コトコトと煮込んだ豆乳はまるでチーズのようなこってり感。鮭のほぐし身を一緒に煮込み鮭の旨味をお米に吸わせたら、最後にいくらをドバーっとかけて、完成!
おいしすぎる〜…幸せすぎる〜……いくらなんでもごちそうすぎる〜…!そもそも「鮭いくら豆乳粥」だなんて、もう名前からしていくらでも食べられます。
おいしく作るポイントは、ふたつ!
ひとつ目が豆乳のみで煮込まないこと。豆乳だけで煮込むと口の中に絡みつくようなとんでもなくコッテコテなおかゆになってしまうので、豆乳は水分量の半分ほどに留めます。
もうひとつが、大きなお鍋でつくることです。豆乳粥は大変吹きこぼれやすいです。これっぽっちのお米に、こんな大きなお鍋〜!?とびっくりするかもしれませんが、大袈裟なくらい大きなお鍋で作るほうが失敗せずにおいしく仕上がります。
食欲がないとは言わせない圧倒的なおいしさです。
ごちそうすぎる「鮭いくら豆乳粥」
生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。
記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!
【 材料 】(2人前)
▶︎ 生米 ・・・1/2合
▶︎ 水 ・・・500ml
▶︎ 無調整豆乳・・・400ml
▶︎ 鮭ほぐし身・・・大さじ2 *
▶︎ いくら ・・・おこのみで
▶︎ 塩 ・・・小さじ1
お好みで
▷ しそ、鮭ほぐし身
*鮭のほぐし身は、市販のものでも、焼き鮭をほぐしたものでもOKです!
鮭フレークでも代用可能ですが、着色料が入っているものだとおかゆがピンクに染まりますのでご注意ください。
【 レシピ 】
①厚手の大きな鍋によく研いだ米、水500mlを入れる。フタをせずに、鍋を中火にかける。
②お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。鍋にお箸を渡してフタをした状態で、弱火に20分かける。
③豆乳400mlを入れてゆっくりまぜ、中火にする。表面がふつふつしてきたら、弱火に戻して、鮭のほぐし身を入れる。先ほどと同様にフタをして、さらに10分煮込む。
④塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。フタをして5分蒸らす。お好みの具とともに器に盛りつけたら、完成!
【 つくりかた (写真つき)】
ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!
①中火
水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます。
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、水500mlを入れます。
豆乳粥は大変ふきこぼれやすいため、4〜5人前のカレーが作れるくらいの深さと厚みのある大きなお鍋がおすすめです。
今回は、ル・クルーゼの22 cmホーロー鍋を使用しました。
フタをせずに、鍋を中火にかけます。
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。しっかりと鍋の中心と火の中心を合わせることで、焦げ付きや加熱のムラを防ぐことができます。
②弱火
お鍋の白い泡がふつふつとしてきたら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜます。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で、弱火に20分かけます。
写真のようにお箸をはさんでおくと吹きこぼれにくくなります。ちょうどお鍋の表面がふつふつし続けるくらいの火加減で煮込んでいきます。
③豆乳と煮込む
豆乳(400ml)を入れてゆっくりまぜ、一度中火にします。
豆乳を投入すると、一時的にお鍋の中の温度が下がってしまうため、一旦火を強めます。
再び表面がふつふつしてきたら、弱火に戻し、鮭のほぐし身を入れます。
お鍋の表面が静かにふつふつし続ける状態を維持します。
先ほどと同様にフタをして、さらに10分煮込みます。
豆乳の種類によりますが、今回使用した豆乳はとても膜ができやすかったです。吹きこぼれの原因になるため、膜ができたら菜箸ですくい取ります。(ちなみにこの「膜」は「湯葉」ですので、パクっと食べるとおいしいですよ〜◎)
④仕上
お塩(小さじ1程度)を入れて全体を混ぜて、火を止めます。
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。
5分間、フタをして蒸らします。
しっかり蒸らし時間を確保することで、ふっくらとしたおかゆに仕上がります。
蒸らしが完了したら、いくらなどと共に器に盛りつけて完成です!
まあ……!なんてことでしょう……!
食べる宝石ですね〜……
豆乳のこってり感と、いくら・鮭・しそ等のさっぱり感が絶妙です。
あまりにおいしくて、もし食べている最中に何らかの非常事態が起きてサイレンが鳴っても、わたしはこのおかゆを抱えて逃げるだろうなと思いました。
そのくらい、おいしいです。
「このおかゆはかなり上位だね」と夫。うんうん。上位ですね。
海鮮系の食材って、お料理にしなくてもそのままでおいしいじゃん〜って思うことが多いのですが、このおかゆはそうは思いませんでした。
そもそもの具がおいしいということだけではなくて、温かさと冷たさが交わる感じも、豆乳のこってり感と鮭・いくら・しそのさっぱり感のバランスも、もったりとしたおかゆの中でいくらのプチプチ感が映える感じ……あらゆる面で、おかゆだからこそのおいしさが生まれているのです。
絶品でした。
豆乳粥といえば、甘みが幸せな「かぼちゃ豆乳粥」もおすすめです。
同じ大豆からできているお豆腐のおかゆも、やさし〜〜〜いお味で癒されますよ。
大豆とおかゆが合うのでしょうね〜、福豆のおかゆもおいしかったです。
ぜひ、お試しください。
今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!