中華BL(病案本)とお茶と2024年のこと
2024年、一本目のnoteです。
短いような長いような、キッツい1月でした。ヘビーな出来事が多すぎて…なかなかnoteに投稿する気力が湧きませんでした。
空いた時間があると、じわじわ不安や怒りに呑まれそうになるというか…絶妙な気持ちの悪さに苛まれる…難しいですね。
推しがいたら推そう。好きなものを大事にしよう。言葉にして伝えよう。
年末年始は、中華BL小説『病案本』(プレアデスプレス)を読み進めました。
じーっくり読んでるので最新話にはまだ追いついていないのですが、肉まん先生の筆力に唸る日々です。
しかもしかも!
分冊版36話から表紙が変わりました!
わーい、追っかけてるので嬉しいー!並べると素敵仕様だ〜っ!
賀予と謝清呈。元患者と元医者。
病めるものと健やかなるもの。
富豪と貧者、都会と地方。社会の分断と絡まった因縁。
『病案本』の舞台は現代ですが、ぶっ飛んだ設定があるにもかかわらず、鮮やかに今の時代を捉えて描いてます。この作品の攻めと受けの間には、たくさんの断層がある。これは障害というより、断層だと思う。
そして「陳慢くん」=「優秀そうな当て馬」の登場に、オラ、わくわくが止まんねっっっぞ!(BLにおいて、当て馬ほどの働き者はいませんよ!)
どれだけ慎重に読んだとしても、肉まん先生の手玉に取られる気がするんですよ…『病案本』は小説という名のアトラクションだね!
印象的なのは、目の描写でたびたび登場する「桃花眼」「杏花眼」。肌の美しさの比喩で必ず登場する「陶磁器」。中華って美しいものがたくさんあっていいなあ〜。字面だけでうっとりしちゃうよー。
はじめこそ「分冊版とかいうチンケなことすんなや!」とオラついてましたが、一気読みではない読書に慣れてきた自分がいます。環境に順応しちゃった。それだけ作品に魅力があるんだよね。
私は小説という表現形態がそもそも好きなので、商業BL小説がもっと盛り上がってほしいです。日本の小説作品も売り上げ伸びてくれ〜。
今年もこんな感じで、自分の好きなものを愛でていきます。
イエス、BIG LOVE!!!
【おまけ】
▼東京・自由が丘にある『蓮月庭』までお出かけしました。台湾出身の店主さんが開いた台湾茶藝館です。
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