見出し画像

怒りの感情を放置していてはいけない理由

生き生きとした喜怒哀楽の感情を感じているのが当たり前の状態です。 

とくに子供は感情を感じて表現したときに受け取ってくれる周りの大人を必要としています。

ところが、感情を表現することを否定されると、何を感じているか分からなくなり、しだいに生きている実感やリアリティがなくなります。

自分が無くなった状態になります。

ですから感情は生きていくのに大切な機能なのです。

とくに怒りの感情は抑圧していると、人生を知らず知らずのうちに破壊に導きます。

怒りの感情は攻撃性となって自分や他人を傷つけ、セルフイメージや人間関係、健康、人生全般を蝕むことになるので、何年、あるいは何十年かかっても、少しづつでも解放したほうがいいです。

怒りの感情を抑圧していると、例えば、人が怖くて避けるようになる、人間関係を失って孤立する、自分が分からない、現実検討能力がおちる(完璧主義など)、病気になる、うつになります。

私はぜんぶ当てはまりました。

怒りを解放するには、誰に、いつ、何をされたとき、何を言えずに我慢したか、をぜんぶ紙に書き出すことをおすすめします。

怒っていることをぜんふ意識化して外に出してしまうのです。

私はこうして溜め込んだ怒りを解放していきました。

けれど、この場合は、記憶に残る出来事に限られます。

記憶の闇に埋もれて表に出てこない怒りの感情もあります。

私も忘れたままになっていた昔の記憶をさいきんになって思い出しました。

二十歳から二十代のはじめに付き合った彼氏に激しい怒りを持っていましたが、その記憶は四十年近く封印されて、一、二年前に蘇ったのでした。

彼のわがままと理不尽に、こんなに怒っていたのか、よく我慢したものだと思い出しては自分の辛抱強さに呆れました。

彼に怒りを感じながら執着していました。

彼とこの不健康な関係を結ぶことになったはじまりは、さらに遠い昔のあの両親にあるのだと、つまりトラウマの再演だということが今は解ります。

このときの話は何回もnoteに書きましたが、未だに怒りが湧いてくるから、余程の経験だったのでしょう。

地中に煮えたぎっていたマグマが凄い勢いで噴き出してきたみたいな凄まじい怒りでした。

怒りは解放されないままにしておくと、周りで嫌なことが次々と起きます。外の世界は内側の投影だから。

怒りが人間関係や人生を壊していたのです。怒りが邪魔をしていたのです。

そこに気づけば前に進みます。

怒りを解放していきましょうね。

きっと良いことありますよ!


コラージュ 2004



●関連記事


いいなと思ったら応援しよう!