見出し画像

アートセラピーカフェ in 京都浄土寺

いまから18、9年前のこと。
まだ、京都にいた時、
アートセラピーのできるカフェを
オープンしたお話です。

その頃はまだ若くて
気力も体力も充分ありました。


習いたてのアートセラピーを
世に出すための
コミュニティスペースを作りたいのと、
離婚後の私の居場所づくりのために、
そうだ、カフェをやろう!

京都市内を北から南へ、西から東へ、
不動産物件をさがし歩き、
イメージどおりの居抜きの店舗を
みつけました。

お店の場所は
左京区浄土寺。
白川通り今出川を下って東に入った
閑静な住宅街のなかにありました。

初めて見た時ときめきました。
ここだ!

カフェの店内。
右奥のドアが玄関。カウンターの奥がキッチン。
カメラの後ろ側のスペースが広くてテーブル4席。


そもそも
商売も自営業もはじめての私が
自分のお店を持とうと
迷うことなく決断できたのは、
別れた元夫の影響があったと思います。

元夫は
フードコーディネーターで
店舗のデザイン、施工、コンサルを手掛ける
会社をやっていました。

私は元夫と一緒に
彼の友だちがオーナーのレストランで
フードデザインの仕事をしたことがあります。
そのお店は白川丸太町あたりにありました。

本題からがそれてきたので、
この話はべつの機会にするとして、
ま、私は料理を仕事にしたことが
少々ですけど、
あるのです。

話をもとに戻しますね。

ですから、
自分の手料理をだせて、
アートセラピーを提供できる
スペースを持つということは、
実現可能に思えたのでした。

オープンするまでの準備を元夫も
少しだけですけど
手伝ってくれました。


印刷屋さんで1000枚剃ってもらって、
近所にポスティングした
フライヤー。

その当時はSNSはまだ
一般的ではありませんでした。


仕込みや調理、接客のあいまに
スコーンやソーダブレッドを焼いたり、
アートセラピーとカウンセリングの
募集をするチラシの文面を考えたり
していました。

近所の常連さんも 
やって来るようになりました。

そんなある日、
「カウンセリングを受けたいんです」
と私が作ったチラシを手に持った
若い女性が現れました。

その人が
私の最初のクライアントに
なってくれました。



いまの私の原点だなあ。

書いてみて、
思いました。



いいなと思ったら応援しよう!