自分は何者か?
病んでる人はアイデンティティロストしてます。
自分のことが分からないんです。
親に否定された子供は愛されるために違う自分として生きるようになって、元の自分はどんな人なのか分からなくなります。
完全に自己喪失しています。
ばらばらになった記憶の欠片を繋ぎ合わせて自分のストーリーを語っていくうちに、自分を理解するようにはなりました。
しかし、ほんとうの自分にはなかなか辿り着けず、これが自分だという確からしいものは得られなくて苦しい思いをしました。
十六年前。
私は母親に拒絶されて自分のルーツすら失いかけていて、「私は何処の誰なのか」わからなくなるほどの危機的な状況のときワンネス体験しています。
そんなに苦しかったんだ。ワンネス体験はなかなかするものではありません。
自分がいまここに生きている、その根源は故郷と自分を産んだ両親しかありません。
母なるものから切り離されたら生きることはできません。
そこで母なるものの幻想にすがって生きることになります。
私はずっとそうでした。
病んでた私は、母なるものの幻想にすがって生きて来ました。
私は幻想が完全に消え去ったあと、ものがよく見えるようになりました。
これまでどれほど自分の本質が歪められてきたのかが、よく見えるようになりました。
母が私を絶望させて人生を諦めさせようと力を尽くしたこと、母自身が絶望した人であること。
母は私の可能性や未来の幸せになった姿に嫉妬していましたが、そんな母のことを、いまは母親であってもそういう事もあるんだ、と達観して見ています。
母親幻想が消えてから、私は自己受容がますます進んで、母を嫉妬させた価値ある自分を受け入れるようになりました。
もう母に愛されるために無価値な自分を演じなくてもいいんです。
私の本質は美しかったのです。
私は私でいいんです。
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